マチの制約は「〇〇を貰う」こと 【HUNTER×HUNTER 考察】
マチの制約は“お金”を貰うこと 説です
………
「それのどこが制約なの?」
と思った人はちょっと聞いてほしい
結論から
・マチはサラサのような弱者を治すために、弔うために
エンバーミング(念糸縫合)の修行を始めた
・旅団結成までに無償で流星街の人達を縫いまくっていたが
こんな心構えで悪党になれるわけがないことに気づく
・心を鬼にして「高額費用をふっかける」制約を立てた
当然、サラサのような貧民街の連中に支払えるわけがない
マチは住人達に失望され、蔑まれ、みんな離れていった
そうすることでマチは故郷(しがらみ)を断ち切った
・クロロ達もマチにエンバーミング代を払うつもりがない
「悪党に綺麗な最期なんていらないだろう」という理屈で
マチは大切な人を弔えない
この先ずっと
この制約の代価として、念糸縫合という神業を身につけた…
以上です
まず、クロロ達は盗賊になってから物欲を感じさせる描写がほぼありません
豪遊してる描写もなければ、それぞれ何が欲しいのかも不明です
そんな中でマチのみが「お金」に執着するシーンが描かれてます
しかし幼少期マチがお金に執着してる様子はありませんし
お宝の奪い合いすら積極的ではなさそうでした
“飛影はそんなこと言わない”(連載初期特有のキャラクターのブレ)
でしょうか?
しかし最近(34巻)になっても前金という概念が出てきました
「お金」に何かがある…?と思いました
このヒソカから貰った前金、事実だと思うんです
「団長が負ける可能性を考えて、試合後の治療のためにヒソカから前金を貰っていた」なんて
マチは嘘でもそんな戯れ言を吐かないと思うんです
前金を貰ってたのは本当、ではなぜ貰っていた?
おそらく、マチはヒソカが団長と戦って死ぬと思っていたから
団長の除念のお礼のために前金分だけエンバーミングしてあげようと決めていた
自分が勝つと思っていたヒソカは、試合後の治療のために喜んでマチに前金を支払っていたのではないか?
制約(カネ)を満たしたから念糸縫合をいつでも施せる状態になった…と
本来、お金のために技術を売るのは後ろめたいことではありません
しかし自分の「家族」を助ける時に同じ考え方はできません
自分が医者だったとします、娘が病に倒れてしまった、代打は居ない
娘に高額な医療費を払えとなりますか?娘が払えなかったら降りますか?
無償でやりますよね、そんなもの
マチは悪党になるために、家族の絆(しがらみ)を断ち切ったのです
弱者(家族)を見捨てて、金のために強者を縫う
心優しい純粋なマチにとって辛い決断だったはず
ゆえに悪党として一人前となり
ゆえに重い制約として機能しているのです
こうしてマチは「金」と「力」を得ました
積み上げられた札束の山…生まれて初めてみる光景に
うっすらと笑みが溢れてしまったこともあるでしょう
その瞬間
見捨てた流星街の子供達、サラサの顔が脳内にフラッシュバックして
自己嫌悪と後悔に苛まれて嗚咽を漏らしていたのではないか…?
だとしたら重い…
重すぎる制約ですね
【追記】
無論、この制約は念糸縫合(治療とエンバーミング)のみで
戦闘時の念糸には制約は無いか、シンプルなルールかと思います
最初はパクノダと同じで「大切な人を縫えない」かと思いましたが
それだと蜘蛛の運営に支障が出てしまうかなぁ…と
メンバーを治療することは組織として重要ですから
逆にパクノダは団長の心が読めない(触れない)ことは
組織にとって支障は無さそうなので
とはいえ今回は珍説に片足を突っ込んでる自覚はあります
穴がいくつかありそうで笑
あと、マチ・コマネチはマネー・カネモチのアナグラムかも?とか
珍説ついでに
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