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カイザルの「最後の砦」とは? 【HUNTER×HUNTER 考察】

結論から…それは

・ビヨンドを解放し、ベンジャミンにぶつけることである

・三権掌握しつつあるベンジャミンの暴走を止められるのは
 暗黒大陸探検の総責任者であるビヨンドしかいない

・外部(V5)のシュタイナーに渡されたのは
 「ビヨンドの枷を外す」ボタンである

(HUNTER×HUNTER モノクロ版 38巻)
(HUNTER×HUNTER カラー版 34巻)

・ビヨンドの首輪を外せるのは、ビヨンドに首輪をつけたV5であり
 ビヨンドは自分のために生き証人(シュタイナー)を守る必要がある

だから外部(V5)のシュタイナーにしかボタンは押せない

・カイザルはフウゲツ達を証人保護エリアにワープさせた後
 シュタイナー保護を名目にビヨンドを門番に立たせ

 ベンジャミンが毒で死ぬまで籠城するつもりである

(HUNTER×HUNTER モノクロ版 38巻)

…という説です


まず、ビヨンドに首輪をつけているのはV5及び特別渡航許可庁(トッコー)です
その犬であるハンター協会が第一層で監視を行っている、という状況です

首輪つけたい
(HUNTER×HUNTER カラー版 33巻)

ビヨンドは暗黒大陸探検の総責任者であり国王も認めるカキンの英雄です
ベンジャミンの暴走を止められるとしたらナスビーかビヨンドしかいないと思います
(無論、継承戦を見守るナスビーは動かないはず)

国民人気もエグい差があるはず

特殊戒厳令(カオス)によってBW号が沈みかねない事態に陥れば
暗黒大陸こそが目的のビヨンドも黙っているわけにはいかないでしょう

ではどういった名目でビヨンドを解放し、ベンジャミンにぶつけるのか?

それは『外部(V5)の人間であるシュタイナーを保護するため
ビヨンドに証人保護エリアを警備してもらい、不測の事態に備える』です

過去にビヨンドとV5で暗黒大陸探検にチャレンジした際
シュタイナーの上司であるこの長官も「唯一の生存者」の1人でした

(HUNTER×HUNTER カラー版 33巻)
(HUNTER×HUNTER カラー版 34巻)

ですがこの長官、手練の念能力者には見えませんよね? つまり

ビヨンドが彼を守り抜いたわけです、自身の成果を国際社会に証言してもらうために

カイザル「何があろうと身の安全は保障済みだ」「生還を約束されている」
未知の超能力を知ったはずのカイザルがここまで強く言い切れるのは

暗黒大陸から生還したあのビヨンドが守ってくれるから大丈夫

…という保険が効いてるからではないでしょうか?

おそらくフウゲツ達はこの「証人保護エリア」にワープするつもりなのでしょう
『シャッターが降りることで視界は遮られ、中に王子がいることはバレない
監視カメラも故障を装って破壊し、警備兵やシュタイナーはセンリツが眠らせる
それで国王軍の侵入を防いで、ベンジャミンが死ぬまで籠城する』


最初はこれが「最後の砦」なのだと思いました
つまり隔壁封鎖のボタンのことなんだと

しかし籠城した所で、ベンジャミンに司法を握られてしまえば
「中に反乱分子が潜んでいるという情報が入ったので…ええ」とか
「隔壁が故障しているようですね、これから復旧作業に入りますね…ええ」とかいって
強引に押し入ることは可能です

そういや奪ったエアブロウまだ使ってませんね…ええ
(HUNTER×HUNTER カラー版 35巻)

そもそもベンジャミンが残り10時間の命なのは、単なる偶然(ラッキー)であり
本来ならば籠城しても破られるのは時間の問題だったはず

そこでビヨンドが“最後の砦”として、立ち塞がるのではないか?

「ここはオレ(最高責任者)が守るから問題ねぇぜ、
あっちにいってなお坊ちゃん」

(HUNTER×HUNTER カラー版 33巻)

……と
おそらく、出航10日目からハルケンブルグの鳴動がどんどん激しくなり
そろそろ戒厳令が近いことをビヨンドも感じ取ってたんだと思います

(週刊少年ジャンプ2024年45号341p)

呼ばれたのはまさにカイザル・ミザイ・ボドバイの3人でしょうか
総責任者として法と秩序を司るこの3人と戒厳令時の擦り合わせを行ったと
監視されてる身なので変な奴とは話せないと思いますし

いよいよビヨンド=ネテロの実力が
対ベンジャミン戦で判明するのかもしれません!!


ワクワクしますね…!!


ワクワク…

ワク…




…以上です(笑

ここまで船内がカオスになれば、流石にビヨンドも寝てられないのでは
…と思って記事にしてみました
マチイルミがどうなってるのかも気になりますねー
あとは冨樫先生のコマ割のスゴさもいつか語ってみたいですね
上手い上手い言われてる割に具体的に語られてない気がするので

(週刊少年ジャンプ2025年2号365p)

デカすぎて笑う






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