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パワハラ、失恋、事故、病気。からのうつ発症 ~第1ステージ パワハラ編~

今回は、前回書き残したうつ病発症までの道のりを書いていこうと思います。


そもそもうつ病は、真面目で仕事熱心な人、勤勉な人が発症しやすいと言われています。

「じゃあ僕は真面目で仕事熱心だったのかな?」

と今までの人生を振り返ってみましたが、、、


うーん、まあまあ不真面目だったな。


というのも、僕は小学生のころから仮病を使って学校を休んだり、嫌いな教科の勉強は全くやらなかったりと、とにかく心が「やりたくない!嫌だ!」と感じたことは絶対にやらないような性格の持ち主でした。


嫌なこと、苦手な人から受けるストレスがめちゃくちゃ強く感じて、1日中もやもやしたり、イライラし過ぎて寝れなかったり、なんてことがしょっちゅうありました。


そんなわがままボーイが本格的に死にたくなりだしたのは、新社会人1年目の入職してすぐの頃からでした。

僕は家の近所の高齢者施設に、リハビリテーション療法士として入職しました。


就職して3か月間、僕がおこなった業務は"雑務"のみ。

患者さんの治療はできませんでした。


他の病院に就職した友達は、1日10人の患者さんを治療し、先輩療法士さんに指導を受ける日々を過ごしていました。


おかしいな、、、僕も友達と同じように学校で患者さんの治療に関する知識・技術を学び、病院実習に行って患者さんへの接し方を勉強したのに、全く患者さんを治療させてもらえない。


どうやらリハ科長が、”新人には患者さんを治療させない方針で行こう”と決めていたようで、他の療法士の方々は「治療させてあげたら?」と提案してくれていたみたいなのですが、聞く耳を持たなかったそうです。


なんでその方針で行こうと決めたか、仲良くなった療法士さんが後日こっそり教えて下さいました。


「新人の方から”治療させてください”って言ってこないから、だって。」


なるほど。僕に積極性がなかったのが問題でした。すみませんでした。

すぐにリハ科長に謝罪と治療させて欲しい旨をお伝えしました。


次の日、午前中に1人の患者さんを20分治療し、残りの時間はその人に関する資料作成(どんな身体評価をしたのか、どこが障害されているのか、どんな治療が必要か、など)を作成しろ、と指令を頂きました。


1日の業務時間は8時間です。

20分治療、7時間40分資料作成。


科長は常に患者さんを治療してるため業務終了後まで資料提出もできない。

資料を提出したら、ひたすら内容を否定、否定、否定。


こんな日々が2~3か月続き、時には、

「こんなクズみたいな資料提出するな。読む時間がもったいない。」

とまで言われました。


確かに、新人の考えた内容ですから、浅いし、見るべきポイントが見れてなかったかもしれないし、ツッコミどころばっかりで、科長からしたら”クズみたいな”資料だったと思います。


、、、それでもやっぱり、努力したことは認めて欲しかったです。

この「お前の資料クズ」発言で心がぽっきりと折れて、僕は療法士としての自信を喪失してしまいました。


この高齢者施設では約1年間勤務し、別の病院へ転職することになりました。

(転職先での病院では”一応”平和に仕事ができました。)


こんな感じで、パワハラ編は終了です。

文章にしてみたらサックリと短くて、「え、たったそれだけ?」って感じちゃうと思うんですが、当時の僕は毎日が苦しくて、仕事に行くのが本当に嫌で、療法士の仕事に対して魅力を微塵も感じなくなってしまっていたのでした。


とっても暗くて憂鬱になっちゃいそうな内容になってしまったので、ここまで読んでくださった方は最後に見出し画像の猫ちゃんを見て癒されて下さいね。

(猫ちゃんが苦手な方はごめんなさい。)


では、次回は『第2ステージ 失恋編』を投稿しようと思います。

僕的には、失恋編が一番精神的に辛かったです。

(今は多分、恐らく、きっと、メイビー立ち直ったはずなので安心してくださいね!)