カンペを使うなら、なぜ使うのかを考える
カンニングってあんまり良くない?
試験とかでは、カンニングはNGですよね。
プレゼンテーションに関してはどうなんだろうか?
今日はこれまでの考えに加えて、最近感じたことがあったので、そのことを簡単に伝えたいなと思います。
プレゼンテーションの目的は「伝えること」
プレゼンテーション(プレゼン)の種類は、対社外だと、自分の会社の製品の紹介とか、社内なら商品企画のプレゼンなど、いろいろあると思います。私の考えは、どんなプレゼンであれ、相手に自分が見えるなら、基本的には話す内容はしっかり覚える方が良い、と思っていました。
どうしてかというと、アイコンタクトを取りながら、つまり、顔を前に向け聞き手の目を見、そして反応を確認しながら話す方が、「この話は私たちに向けられている」と感じられるからです。
ずっと手元の紙を見たり、モニターに映し出されたスライドを見ながら話されたら、「ん?この人内容わかってないのかな?」とか、「私たちに話してないのかな?」と思いませんか?
でも、そうは言っても覚えられないこともありますよね。
そんな時でも、意地でもカンニングペーパー(カンペ)は見ない方が良いのか、と聞かれると、それなら仕方ないよね。とも思います。
ただ、もし覚えられなくても、大切なことがあると思います。
内容は理解できてる?
100%覚えられなくて、カンペを見ながら話す場合でも、大切なことは「伝えたいことを理解していること」。
不思議なことに、つっかえずに話せても、内容がわかっていないと、なぜか聞き手に伝わりにくくなるんですよね。(私の肌感覚+昔何かの本で読んだ)
気持ちが入っていないと相手に届かないんだと思います。
だから、私はプレゼンするときは、内容を理解するようにします。
専門的な内容のことについてなら、言葉の意味や周辺の情報もざっくりとでも良いから調べるようにしています。
話は逸れますが、資料作りもそうなんですよね。
自分がわかっていないことは相手に伝えられない。
だから私はいつも資料作りに時間がかかる(それはそれで改善が必要だなと思ってますが…)
要は、覚えることが目的ではない
話を戻しましょう。
私が最初に「プレゼンするなら話すことを覚えた方が良い」と言ったのは、アイコンタクトが取れるから、そして、覚えるほど自分に落とし込めていれば相手に伝わりやすくなると思っていたから。
そして、内容を自分が理解していること。
自分がわかってないのに相手に伝わるなんて、奇跡だと思うのです。
あとは、言葉選び。
ここからは英語での例えになるのですが…
先日プレゼンの英語通訳をする機会がありました。私は専門的な内容についてを、ぶつけ本番で通訳ができるほどの力はまだないので、事前に話す内容を発表者に教えてもらって、あらかじめ英文を作っておきました。
ちなみにその時、翻訳ソフトで一番初めに表示された英文をそのままコピペすると、慣れない表現だったりするので、自分がスッと口にしやすい単語や表現に変えたり、その日本語が意図することが伝わりやすい流れになるように意識しました。(DeepL 翻訳がおすすめ。PCだと、英訳する表現とかが変更できる)
日本語であっても英語であっても、自分が理解できているかを意識することを大切にしたいと思っています。
ちなみにその通訳の時は、事前に用意した英語を自分で理解して話せるように練習して、カンペありきで挑みました(笑)
ここは、私は覚えることよりも、伝わるように話すことの方が大事だと思ったからです。
つまりカンペはどうなのさ
つまりですね、ただプレゼンを乗り切るためではなくて、「相手に伝えるために必要」なら、カンペがあったっていいと思います。(持つことが許されてるなら)
その方が、緊張が和らぐとか、ちゃんと相手に伝えられるとか、伝えたいという気持ちがあるならいいんですよね。
覚えているのが良い、と言うわけじゃない。
そのプレゼンで成し遂げたいことは…?
これを考えながらこれからも準備をしたいなと思います。
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