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立ち上げ〜全日開校までの物語

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ここのね自由な学校の立ち上げから全日開校までの軌跡をまとめています。
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#大分県豊後大野市

なぜ学校を創るの?①

ここまで半年間、色んな場所で「ここのね自由な学校」の広報をしてきたけれど、「そもそもなんで学校を創ろうとしているの?」と思った人も多いのではないだろうか。そこで、この記事では、なぜ私(スタッフななえ)が学校を創ろうと思ったのかについて書いていきたいと思う。 かなり長くなるので、「子ども時代~育休をとる前まで」と「育休時代~学校現場に復帰して退職するまで」、「退職してから、ここのね自由な学校ができるまで」の三部構成で書いていきたい。 学校が大好きな子ども時代。私自身、小学校

なぜ学校を創るの?③

第一部、第二部を読んでくださった方々、ありがとうございます。第三部は、退職まで書けたらいいな…と思います。(←弱気(笑)) 4年ぶりの学校復帰。いよいよ、学校復帰。オルタナティブスクールを半年間見て回った私の気持ちは複雑だった。今すぐにでも学校を創りたいという気持ちと、もう一度学校現場で働きたいという気持ちが半々。同じく小学校の先生である夫は、「働きたい!!」と燃えたぎる私の気持ちを応援してくれ、「思う存分働きよー。」と、一年間育休を取ることを決めてくれた。1歳4カ月だった

ここのねの校舎が決まった奇跡の物語。

一週間前、半泣きで「場所が見つかりません…」と打った文章に、本当にたくさんの人たちが動いてくれました…!! いいねで励ましてくれた方、記事をシェアしてくれた方、コメントやメッセージで具体的な条件を聞いてくれた方、物件を紹介を紹介してくれた方、家族や友人、知り合いに声をかけてくれた方……色んなご縁がつながって、最高の場所を見つけることができました!!本当に本当にありがとうございました!! 以下に、場所が見つかるまでのエピソードを書きたいと思います。 🌼 「大野町って、ど

期待をせず、ただ信じるままに。

七夕の日。 一人の男の子がここのねに入学を決めてくれた。 彼のお母さん、じゅんさんと出会ったのは、去年の6月。「豊後大野にこんな学校あったらいいな。」のイベントに来てくれたのがじゅんさんとの最初の出会いだった。ここのねとしてはじめてのイベントに来てくれたじゅんさんは、愛媛県で「大分県にオルタナティブスクールができる予定」という話を聞き、家族で一大決心をして去年の5月に大分に移住してきたばかりだった。 じゅんさんの子どもたち、小学生の姉弟二人は「学校には行かない」と決めてい