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映画『光』ネタバレのない感想

 ネタバレありの感想を書こうとしてかれこれ半年が経っているので(遅筆過ぎる)、ネタバレのない感想をば。昔は何か作品を読んだり見たりしたらすぐに長めの感想文が書けたのに。また文章練習しなきゃな。

 何の因果もなく訪れる暴力的な描写に耐えられるか。こちらのメンタルをかき乱そうとするテクノな劇伴に耐えられるか。愛に飢え愛に踊らされひりひりするような心と体の削り合いに耐えられるか。見ることにかなりのエネルギーを使うし、見た後の感想も十人十色だと思う。私は作中で描かれる人間関係が面白くて引き込まれたし見終わった後三日三晩は信之と輔についてあれこれ考えさせられた。まだの方はぜひ見てね読んでね。


東京の離島・美浜島で暮らす中学生の信之は、幼馴染で唯一の同級生である美少女・美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、信之を慕う年下の輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の晩、信之は恐ろしい暴力から美花を守るため、取り返しのつかない罪を犯してしまう。それから25年後。島を出て妻子と暮らす信之の前に輔が現われ、25年前の事件の真相をほのめかす。信之は美花を守ろうとするが、輔は記憶の中の信之を取り戻そうとするかのように2人を脅しはじめる。大人になった信之役を井浦新、輔役を瑛太、美花役を長谷川京子がそれぞれ演じる。

光(大森立嗣監督) : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)



 まったくの思いつきで深夜に見たが、怒涛の容赦ない展開に目を奪われ、完膚なきまでに打ちのめされ、翌日には最寄りの図書館まで行って原作を読んできた。……ってなことをTwitter(現X)で呟いた気がするけどこれは少しだけ嘘。実は図書館で蔵書検索をしたところ、三冊あるはずの本がすべて借りられていて読めなかったのでやむなく最寄りのBOOKOFFまで足を運び、文庫本を入手したんです、ここだけの話。買っちまったよ。正直怖い。こんな狂気を詰め込んだ書物をいつでも手の届く位置に置いておいて大丈夫だろうか。夢に出てこないだろうか。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07CRS8W5H/ref=atv_dp_share_cu_r

Amazon.co.jp: 光 (集英社文庫) 電子書籍: 三浦しをん: Kindleストア

 2024年9月現在の時点でアマゾンプライムビデオではレンタルになっていますね。あとHuluなら見放題になっているはず。是非。

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