樺沢先生の「精神科医が見つけた3つの幸福」を読んだ感想
『幸せになるための本』って書店やネットショップでよく見かけると思いますが根性論やスピリチュアル的に書かれているのが多くて、今まで避けることが多かったです。ですが、この『精神科医が見つけた3つの幸福』は日々精神的・身体的に安定させて幸せを感じられる方法を分かり易く論理的に書かれているので、老若男女オススメの出来る本でした。
※今回も最低限押さえておきたい内容のみまとめてみました。
幸せになるための幸福物質3つ
セロトニン、オキシトシン、ドーパミン
まず1つ目はセロトニン的幸福。『心身の健康』の幸福とも言われる。
体調が良い、爽やかな気分だという状態になり、逆に低下してしまうと気分が落ち込んだり、何もしたくなくなる、身体がだすくなったり、イライラしたり、極限状態になるとうつ状態になる。また『集中力』にも大きく関わってくる。
多く分泌するには樺沢先生のYoutube動画で何度も何度も仰っているように『十分な睡眠・運動、朝散歩』を行うことが良い気がします。
(ちなみに当方はまだ十分に出来ていません笑)
2つ目のオキシトシン的幸福。『つながり』の幸福とも言われる。
家族や友人、恋人などの自分にとって大切な人と一緒にいることで分泌される。
3つ目のドーパミン的幸福。『成功・達成』の幸福とも言われる。
会社で出世した、大会で優勝時など何か達成・成長を感じられたときに分泌される。また、お酒を飲んで気持ちよくなったり、競馬やパチンコなどギャンブルで勝ったときでも分泌されるため一番手っ取り早く、また『一般的な幸福』としてイメージされていることが多いのではと思います。
一般的な幸福としているからこそ、ドーパミン的幸福ばかりを追求して、自分としては良かれと思っていたのに逆に不幸な結果になってしまったということにもつながってきます。
よくある例としては、家族に良い暮らしをしてもらうために平日は夜遅くまで働いて休日も出勤して…結果、出世が出来て給料は上がったが、家族との時間が取れずに疎遠になり孤独を感じるようになって、さらに身体を壊して…自分が良かれとしてやったことが返って不幸になってしまった。
求める順番としてはセロトニン→オキシトシン→ドーパミンが良いということになる(別の言い方をするとセロトニン、オキシトシンで土台を固めてからドーパミンを求めていく)。
まずセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福がある状態するために自分がするべきこと
土台であるセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福がある状態にするために自分が出来ることをまとめてみました。
セロトニン的幸福がある状態にするために…
・十分な睡眠を取る(最低6時間、出来れば7時間は取れるようにしていきたい)。また起きる時間と寝る時間をなるべく変えない
・定期的な運動(ジョギング・筋トレ)を行っていく
・バランス良い食事を心掛けていく(意外と難しいかも笑)
・休日はなるべく朝散歩(もしくは日向ぼっこ)をして体のリズムを整える
オキシトシン的幸福がある状態にするために…
・なるべく週1は会社以外の人と会うようにする(食事をする)
・オフ会を定期的に開催・参加して普段の生活では出会わない方から刺激をもらうようにする
・また会いたい人と思われるようにするためにどうすれば良いか考える
例:人とのコミュニケーションの取り方を学ぶ→実践する、
身なりを整える(スキンケア・月1は美容院にいって髪型を整えるなど)
・両親とは定期的に連絡を取って健康状態を確認する
(なるべく半年に1回は帰省して実際に会って確かめる)
・居場所は複数持つようにする
上記の内容は樺沢先生の動画などを参考にして、自分の今の状況を踏まえながら日々改善を行っていく。
最後に…「今ある」当たり前の幸せに気付けるかどうか
著書にも少し触れておりましたが、健康・大切な家族や友人を失ってから「今ある(あった)」当たり前にある幸せに気が付く、それでは手遅れなので、どれだけ「今ある」当たり前の幸せに気づけるかが幸福度を上げるにはとても大切なので、どんな小さな幸せな出来事も感謝できるよう日々過ごしていきたいと思います。
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