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和紙の鯉のぼりは、こんなにおしゃれ。素敵なお宅の飾り方もご紹介します。

こんにちは。祈りの道具をプロデュースする、ここかしこです!

5月5日、端午の節句ももうすぐ。私たちは、同じ「富山の手仕事」である桂樹舎さんの鯉のぼりを、10年来、自信を持ってお勧めしています!

1. 桂樹舎さんの鯉のぼり、どうしてすごいの?

越中和紙の起源は、奈良時代の「正倉院文書」に記録が

桂樹舎さんの鯉のぼりの魅力は、なんといっても
・こっくりと落ち着いた風合いと、紙とは思えない丈夫さ
・品の良さとダイナミックさが同居する、唯一無二の型染め意匠
です。

もともと、雪深い越中(現在の富山県)の地で「和紙づくり」が盛んになったのは、"雪晒し"によって紙を白く美しく作ることができたから。平安時代の文書「延喜式」にも、和紙で租税を納めていた記録が残っています。

桂樹舎さんのある八尾は、雪解けの綺麗な水が流れる、坂の町。八尾の紙漉きは、富山の売薬の薬袋用として、江戸時代に隆盛しました。
「はたらく紙」のしなやかさと丈夫さに、素朴で力強いデザインがプラスされ、まさに用と美のお手本のような資料が今も数多く残されています。

型染めの、地染め用の刷毛

桂樹舎さんならではの「型染め」は、第二次世界大戦後の物不足の時代、民藝運動のリーダーの一人であった染色家・芹沢銈介さん(後の人間国宝、1895-1984)と、桂樹舎さん初代・吉田桂介さん(1915-2014)の交流から花開きました。
くしくも、同じ「けいすけ」さん。ちょうど20歳差のお二人の意気投合は、日本人の心を揺さぶる、元気で楽しい、大胆に洗練された、桂樹舎さんオリジナル意匠の数々に繋がってゆきます。

型染めには植物染料が使われています

水に濡れても破れず、使うほどに革のような風合いと輝きを増す桂樹舎さんの手漉き和紙。型染めのデザインは、すべて、初代・吉田桂介さんによるものです。

日本の民藝ファンのみならず、海外にも、そしてお節句シーズンだけでなく、健康や夢を叶える縁起物としても、毎年多くの方を魅了し続けるこの作品は、古から続く、雪国のまじめなものづくりの心と、それを繋いだ人々のアイディアやくらしの営み、人の心を打つ美しく力強いデザイン、そのどれを欠いても生まれなかった、奇跡のような逸品です。

そして、全ての工程で大変な手間を惜しまず、この温もりを丁寧に作り続けてくださる桂樹舎のみなさまには、本当に頭が下がります。
この作品の素晴らしさを味わう時、とても豊かで幸せな、心強い応援団を持ったような気持ちになります。


2. お客様のSNSから、ステキな飾り方の事例


2013年、ここかしこ最初の春に、「室内をおよぐ鯉のぼり」と名付けて、天井から吊りさげ、お部屋をおよぐ動画を公開したところ、あっという間に完売。
以来、この作品は、日本の縁起物の使い方や飾り方を再提案するここかしこにとって、とても大切な存在となりました。

ご購入のお客様が、最高にステキに飾ってくださる様子をSNSに上げてくださり、こんなに嬉しいことはありません。
記事での紹介にご快諾くださったみなさまの飾り方を、少しご紹介しますね。(お福分け、ありがとうございます!)

clairさん。
薪ストーブのある、ステキなおうちです。

恒例の、背くらべとのこと。楽しいお声が聞こえてきそうです!鯉のぼりも嬉しそう。

miiさん。
3人の男の子のお宅です。当時15歳のご長男も喜んでくださったとのこと!

ステキなタペストリーとのコーディネートも、とても素敵ですね。

たれまゆBOYさん。
この時、息子さんは6ヶ月のベビー。「楽しそうに眺めてます♪」とのコメントに、とても嬉しくなりました。

emiriiiiinhさん。 
いろいろな方向を向いて泳がせてくださっています。当時9ヶ月の息子さん、「ほーー!!おお〜〜!!」と指をさして楽しんでくださったとか(嬉!)

ERI. さん。 
息子さんお一人と、ふたごの女の子のお宅です。
真っ直ぐ、上向きに飾るのも、正統派でとてもステキです。

付属のポール(組み立て式)を使って飾ってくださっています。

Kayoko Yokoiさん。 
玄関の吹き抜けに、一列に。ご家族が、「あんなところにどうやって吊るしたの?」とクスクス笑っていらっしゃるとか。

メイクアップアーティストの山本浩未さんは、窓際のスペースに。ふわりと泳ぐ鯉のぼり越しの空、気持ちの良い時間が流れます。


3. おススメのセット内容(プレゼント付き)と、飾り方のコツ


ここかしこ的、飾り方のポイントは・・・

和紙なのでもちろん重量も軽く、工夫すれば簡単に飾ることができます。
天井に飾るときは、少しだけ頭を上向きにすることがポイントです。
「鯉の滝登り」というように、逆境をものともせず自ら上昇する鯉は、昔から立身出世と逞しい生命力の象徴です。

天井への飾り方、説明はコチラの過去記事をどうぞ↓

おススメの「ここかしこセット」内容と、スモールプレゼント

桂樹舎さんの鯉のぼりには、実は、大中小のサイズがあります。
ここかしこ的おススメは、体長およそ60cmの小サイズの、黒、青、赤の3色コンプリート。迫力も十分です。

2023年より、ご要望の多かった「吊り下げ用のテグス」をプレゼント。
お届けからすぐに、飾っていただくことができます。
また、これから毎年楽しんで飾っていただきたいので、壁面に吊り下げて飾るパターンも是非是非お試し頂きたいです。その時のために、組み立て式のポールもセットに含めてお送りします。

お買い物は、こちらのリンクから↓
数に限りがあるため、どうぞお早めにお買い求めください。



ここかしこは、おかげさまで11年目を迎えました。
これからも、”ありがたのしい”(=ありがたくて楽しい)を皆さまにお届けすべく、商品作りと発掘に進んでまいります。

他にも、日本全国の作り手さんと取り組んだ様々な作品を扱っています。
ぜひWEB SHOPに遊びにいらしてください。

https://kokokashiko.jp/shop/


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