つなぎと特攻服【日記】
職業にはユニフォームがある。警察官には制服、サラリーマンにはスーツ、医者には白衣もしくはオペの時に着てる薄緑のビニールっぽいやつ。農業のユニフォームといえば、何だろうGoogle検索するとつなぎを着ている人が多かった。
つなぎか...今まで着たことがないタイプの服だ。由来は知らないが、上下が一緒になっているからつなぎと名付けられたのだろうと思う。なんて安直なネーミング、デカいビタミン、デカビタくらい単純。
■近所で作業着を売っている店に行ってみると、想像以上にカラーバリエーションが豊富だ。派手な赤とか青、緑、黒、白、グレーなどがあった。どれも3000円〜4000円程度、シャツとパンツを合わせて4000円だと考えるとそれなりにリーズナブルな気がする。ユニクロだったらギリ上下揃えれるかな。
赤とか青のつなぎを見ると、布の面積が多いせいなのか存在感がすごい。赤というよりは、あっかーーーーという感じがした。緑にしようかと思ったけど、草むらにいてると保護色として機能しすぎて、もし倒れていても誰も気づいてくれなさそうだからやめて結局、黒にした。
つなぎのサイズ感がよくわからなかったのでMサイズを試着してみるとちょっと裾が長かったので、Sサイズも着てみた。足を通して肩を通そうとした瞬間に、あれ絶対に通らんやつやんっと確信して、少し大きいけどMサイズにした。
■着て作業をしてみるとなかなか着心地がいい。なんとなく身軽な感じがするし、通気性もいい。ただウンコをする時はほぼパンイチ状態にならないといけないので家のトイレが使える時に着たほうが良さそう。外のトイレでもできなくはない。
つなぎを着て草刈りをしているときにふと思ったことがある。なんか特攻服っぽい気がする。先日から東京リベンジャーズというヤンキー漫画を見ていたせいなのか、つなぎが特攻服に見えてしまう。
画像検索をしてみるとやっぱり似ている、ヤンキーはつなぎを着てたことに今まで気づかなかった。
そして僕もつなぎのつもりで着ていたのに、意図せず特攻服を着ているということになる。18歳で卒業するはずの暴走族に24歳になって入ってしまった。遅すぎたルーキーである、ドラケンもマイキーも受け入れてくれない気がする。
もういっそのこと刺繍でも入れようか、草刈り上等と右肩に入れて背中に東温卍会(住んでいるのが東温市だから)と入れようか。
それは冗談だが、特攻服っぽいと思ってからなんとなく背筋をピンとして着るようになった気がする。なんとなく舐められてはいけないと思っているのだろうか。
でも、つなぎを着て街中に出てみると意外にも自然だったと思う。やっぱり特攻服とは違う。私服として成立していると思う。
阪神にロサリオがいたときに甲子園球場で見た、猛虎魂と刺繍されたピンク色の特攻服のおじさんよりは自然なはず。あんな衝撃的な姿のおじさんの存在をついさっきまで忘れていたのが申し訳ない。
やっぱり刺繍をするなら猛虎魂と入れるべきな気がしてきた。
<おわり>
交流戦や