見出し画像

今週のMornin#40

寒さには耐え得るのに


寒暖差の激しい季節になった。週の前半は20℃以上あったのに後半はみぞれが降るくらい気温が落ちて寒くなったり、こういう波のある気候には耐えることしか通じない。暖かくするだの、調整できる格好をするだの抵抗できたとしてもやはり人間に自然には敵わない。もとより季節も自然であるし、人間だって自然とできた生き物なのに。正しく規則的にまるで生まれてからどう生きるのかすべてプログラミングされていたかのように、あらゆる所に規則や標準や社会がある。いいようなわるいような。まだあんまり考えたくないか。それでも考えないことには始まらない問題もここにはやっぱりある。人間は考える葦で、考えない葦にはあまり価値がないらしい。そんなことはない。それも救いとして。

団地の公園はそっけなくていい



今週のMornin

Ovall

写真の感想

最近、SIGMA fpのレンズを買い替えた。35mmF2DGDNから24mmF3.5DGDNへ。画角はもちろんf値と最短撮影距離が異なる。24mmはハーフマクロまで寄れるのが使っててありがたいと思うところだ。実際はいい感じだと思っていた35mmの画角への不満がなんとなく根底にあって、35mmは主観性が残る最広角の画角だと思う。それよりも長いとうんと主観性が上がり、短いと客観性が上がる。fpで撮る写真は(いい意味で)どこかそっけない感じがして好みだった。味気ないわけではなく、少しだけ誰かを突き放すような写真が撮れた時に、良いなあ好きだなあと思う。趣味で写真を撮っているのだから、良く思えて好きな写真がどういう写真なのかはやっぱり追っていたいし忘れたくないし、それは自分自身の身体や心の変化と同じくらい敏感でまたとないものだと思う。

撮りたかったものはビルの窓の形。ただそれをどう写すかが難儀だ。
両隣のビルの存在を残しつつ、それらとのギャップが分かりやすい角度を探す。形がよく映るように露出を変える。形を見せたいときはモノクロが良い。あくまで日常の延長にこそあってほしいそっけなさ、もちろん空もいれるし、本来切っても良いところを残していた。右端のビルの角、下端は車やバスの頭が見える。ちょっと空が広かったか上が余ってる気はする。鳥や飛行機が通ってくれたら嬉しかったな。それも含めてそっけなさなのかもしれない。そういうことにしておこう。

24mmF3.5の近接、ペヤングのピント面の前後から球面収差が残ってほどよい


放たれた弾道


一度手から放たれてそのひとのものでなくなってしまったものと同じように、と考えられるものがあまりに多すぎる。無責任の揶揄でもあるような、それも変化であるかのような。不条理でもなんでも、きっと正義の振りかざしでも、許すか往なすかはたまたぶつかるか。あらゆるものに意識があると思ってやまない。ひとでもモノでもお花でも。
2月が終わる。さよなら2月、また来て3月。2月は蒼い、3月は黄色と赤だと思う。4月は桃色。楽しみではないけれど待ち遠しい。我儘で天邪鬼さんには歯痒い季節だね。 


麻婆豆腐


この記事が参加している募集

最近の一枚

今週の振り返り

夏はアイス、秋は焼き芋、冬はおでん、春はさくらもちを食べます