私があまり建築学科と言いたくない理由
学生だとよく初対面の人に会話の掴みでどこ学科なの?と聞かれます
これが結構憂鬱なんです…
まず厳密にいうと建築学科ではないんです
でも空間デザインはしますし、卒業後の建築士の受験資格もあります
でもまぁ美大なので建築学科よりデザインの比率が多く、構造計算もそこまでバリバリする訳ではないので
建築学生になりきれてないという自分の思い込みとコンプレックスのようなものがあるんです
裏を返せば絵やデザインができるということですが、今は建築学生はみんな絵は描くと思うしそこまで強みじゃないんですよね。。。
これはまえがきとして、
タイトルにある「建築学科と言いたくない理由」は他にもあります
そっちの方が大きいですね
先程書いた厳密には建築学科ではないことについては、簡単に会話の中で「厳密には建築学科ではなくて空間デザインなんですよね〜でも全然建築設計してますよ」と言ってしまえばいいので大きい問題ではありません
では建築学科と言いたくない理由は、
建築といっても広すぎる から
広いんです
建築という2文字で会話しようとするのは
向こうは会話のきっかけのために学科を聞いてるので、しばらくこの建築という2文字で会話をすることになります
しかし、建築といっても
様式美や彫刻美のような外観の哲学的で学問的な建築もあれば
より実践的な構造についてだったり
室内の導線だったり
団地などの開発だったり
色んな分野がありますよね
きっとどの学科も一緒だと思います
経済学科も政治学科もいろんな分野があるし、
歴史とかは分かりやすいですよね
日本史?世界史?どの時代?どの視点からみた歴史?など
でもさらっと会話するだけだからそこまでしっかりすり合わせすることもないですよね
やっかいなのが、相手がそこそこ建築詳しかったり建築学科卒な場合
そもそも色んな分野があって全てを網羅することは出来ないのに、こちらが知らないと、え…これも知らないの…?と驚かれて、呆れられて?しまいます
お互いの分野が違う場合必ずこうなります
私が知ってることは向こうは知らない、向こうが知ってることは私は知らない
また、建築家という比較的狭めたトピックだとしても好みや年代によって知ってる幅は違うし
そもそもそんなに四六時中建築のことを考えてるわけではないです!
私は建築オタクというよりも、パズルのように空間と要望を組み合わせる事に最も魅力を感じているので、そこまで建築家には詳しくないんですよ…
ただ外観美みたいなことも興味はあってかじってはいるので、中途半端に分かるところがあるのでこれもややこしい…
「◯◯知ってるの!じゃあ△△もいいよね〜。え?こっちは知らないの?」
となってしまう
これが趣味ならいいんですが、
学校で専攻してるとなると、変に食い違ってしまうと学校でなにやってるのとまで思われなねないなと…(考えすぎ)
鉄道オタクには
撮り鉄とか乗り鉄とか
他にももっとあると思うんですけど、キャッチーでいいですよね
でも私の場合あんまりこれです!という分かりやすいものではないので
ややこしい!
つまり、こういう会話をするときは
・みんながみんな同じ分野とは限らない
・マイナーなもの含め色んな学問がある
・相手が知らなくても驚かない
という前提があると優しいなぁと
私も色んな方と会話するときに、配慮出来てるといいな
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?