「窓ぎわのトットちゃん」に学ぶ言葉の大切さ

映画「窓ぎわのトットちゃん」を見てきました。感動したー。超オススメの作品です✨

作品を味わって、なにが一番、受け取ったメッセージかなって考えた時に、「言葉の大切さ」だと思いました。

言葉は包丁と同じ。人を元気にすることも、傷つけることもできる。

言葉はお守り。おまじない。

落ち着きがなく、小学1年生を3ヶ月で退学になったトットちゃん。

「どうしてみんな、私のことを『困った子』って言うの?」と悲しげにつぶやく。

トモエ学園の校長先生は、「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ」と声をかける。

言葉で戦うことだってできる。

「トモエ学園、ボロ学校〜♪」と近所のヤンチャ坊主たちが揶揄する。

それに学園の子どもたちは「トモエ学園、いい学校〜♪」とみんなで合唱して、ヤンチャ坊主たちを撃退する。

言葉が人を育てる

校長先生が、担任の先生を裏で厳しく叱るシーンがある。

「人間には尾てい骨があります。⚪︎⚪︎くんにも尻尾があるかもしれないよー。」と言われ、みんなに笑われ戸惑う⚪︎⚪︎くん。

気に留めない人からしてみれば、ちょっとした些細なこと。でも、その一言が、その子にとって、どんな意味を持つのか。校長先生が子どもにかける言葉へのこだわりが分かるワンシーンです。

文脈を理解しようとしない大人たち

給食のときに「よーく噛めよ、食べ物を♪」という歌を楽しく歌う。

戦時中、お腹が空いて、空腹を紛らわせるために給食の歌を歌う。すると、大人に「そんな"卑しい歌"を歌うんじゃない。」と言われる。

子どもたちを信じて見守る

ある日トットちゃんが、トイレに財布を落として、肥溜めから糞尿を掬い出し、探すシーンがある。

普通なら止めるところを、校長先生は見守る。「どうしたの?」「最後は元に戻しとけよー」と言うだけ。

「信じて待つ。」って、待つ側の器量が求められる。なかなか出来ることじゃないなぁ〜。

言葉の力って、すごい!

出張授業で子どもたちにコーチングを教えるときも「言葉をプレゼントして、誰かを元気にすることも出来るんだよ!」って話をしたりする。

気軽に使える道具だけど、

一度発してしまったら「やっぱりナシ!」って出来ないから、

しかも、その人の人生が変わる一言になるかもしれないから、

言葉は大切に使いたいね。

ではまた!

しゅんたろう

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