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一人で暮らすということ

私は「いろんな制度を駆使して、一人暮らしをしてみたいなー」なんて考えている。

今回は、「障害を持つ人の暮らしの場」について、感じていることを書いてみようと思う。

まず、障害のある人の暮らしの場について整理してみる。
大きく分けると、「施設で暮らす(施設入所支援)」、「小集団で支援を受けながら暮らす(共同生活援助)」、「自分の家で家族ともしくは一人でヘルパーさんの支援を受けながら暮らす(在宅生活)」の三つがある。

施設入所支援は、さまざまな事情で在宅生活を続けることが難しくなった、障害の重い人が、数10人単位で集まって、支援を受けながら共同生活をするもの。
※施設全体では数10人の定員だったとしても、ユニットケア(障害の程度や年齢層によって分けられた数人と暮らす)を行っている施設が増えている。

共同生活援助は、さまざまな障害(比較的軽い障害の方が多い)の人が数人、同じ家で支援を受けながら暮らす。
一般的には「グループホーム」と呼ばれている。

在宅生活は、家族やヘルパーさんの支援を受けながら生活する。

施設入所支援や共同生活援助では、程度の差こそあれ、「集団行動」が必要になってくる。
集団行動が苦手な私にはものすごく苦痛。

共同生活援助では、施設入所支援よりも個別に動けるイメージ。
そうは言っても集団行動が必要になることに変わりはない。

では冒頭に書いた、「さまざまな制度を使った一人暮らし」はどうだろう。

ヘルパーさんの手配の都合などで、気軽に出かけられないなどの制約は多少あるが、集団行動という面ではほとんど必要ない。

いろいろな制度を使って一人暮らしをしていくには、もちろん何でも支援者の手を借りればいいということではなくて、「最低限の家事は自分でできるようにしておく」のが良いだろうと思う。

上記に書いたのは私の場合であって、もっと障害の重い人は、24時間365日常時何をするにも支援者が付き添うような仕組みも用意されている(「重度訪もん介護」)。

この「重度訪もん介護」を使っての暮らしが注目されたのは、津久井やまゆり園でのあの事件の後。
施設で暮らすのか、グループホームで暮らすのか、それとも…というときに注目されたのだ。

以前、津久井やまゆり園での施設入所支援から、重度訪問介護を利用しての一人暮らしへ移行された方の様子が、NHKのハートネットTVで紹介されていたので、覚えている人もいるだろう。

その方の様子を見て、好きな時に好きな事を、支援者の手を借りてやる…
これだ!これが施設入所支援や共同生活援助では難しい、「完全オーダーメイドな暮らし」なんだと思い、一人暮らしをしたい気持ちが高まったのを覚えている。

私はルールに従うことが得意ではないので、「ルールに従う」ということを、生活の場まで持ち込みたくない思いがある。
だから、一人暮らしをしたいと思うのだ。

いきなりの一人暮らしはハードルが高いから、「一人暮らしの体験」ができるといいな!

いただいたサポートは、私がリラックスして楽しく暮らしていけるようなアイテムの購入費用として大切に使います。内容はnoteで報告します。いつも、本当にありがとうございます。