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わかりやすい人になろう!コーチがコーチングを語るのは正しいのか?
ぼくにはこれといった資格も実績もなかったので、内容の質が武器になるとは、到底思えませんでした。
だからこそ「お客さんにとって、わかりやすい人になろう」ということは、はじめから決めていました。
特別なことは伝えられなくても、普通のことを誰よりもわかりやすく伝えよう。難しいことを簡単に、複雑なことをシンプルに。ここをとくに意識して、これまで発信もしてきたのです。
では「わかりやすい」とは何だろう?
そう考えていくと「頭の中でイメージがしやすいこと」という定義が出てきました。
道案内がわかりやすい人の説明は、聞き手であるこちらの頭の中に、情景が浮かんでくるものです。
そう考えると、ビジネスというジャンルで活動しているぼくが語ることが、ビジネスの知識についてでいいのだろうか?という疑問を抱くようになりました。
たとえば、ぼくよりもビジネスのことを熟知している人はたしかに、ビジネスのより深い知識を求めているかもしれません。
でも、そんな人がわざわざぼくの発信を受け取るでしょうか?
それよりも、きっと受け取ってくれている人は、これからビジネスのことを学んでいきたい方、はじめていきたい方、ここ数年の間ではじめられた人の方が多いはず。
だとすれば、ビジネスのことをビジネスとしてぼくが語ることは正しいとは思えません。
たとえば女性の方が目の前にいたら、恋愛に置き換えて話すかもしれないですし、その人の趣味やこれまでの経験に合わせて伝えると思うんです。
たとえば、コーチの人がコーチングを語り喜ばれるのは「コーチングを受けたいお客さん」ですよね。
それよりも、コーチングのことを知らなかった人にでもわかりやすいように、その人が知っているものに例えたり、その人の日常にどう活用できたり、変化があるのかを語ったほうが正しいのかなって思うのです。
これはあくまでも「わかりやすい人になろう」と決めたぼくの考え方です。
なので、ぼくはビジネスのジャンルで発信していますが「どうやって稼ぐ」とか「マーケティングとしてこんなノウハウを使って」みたいな"語り"は、あまりしません。
それよりも、ビジネスのことを詳しく知らない人でも頭の中でイメージができるように、日常のことで置き換えてみたり、その人が知っていそうなジャンルのことに例えてみたり、そうやって「わかりやすい」表現で語ることを心がけ、結果として「稼ぐこと」につながったり「マーケティング」につながっていくような、そんな語りを心がけています。
みんなが「わかりやすい人」を目指す必要はありませんが「わかりやすさ」は、強力な武器になることもぜひ知っておいていただけたら嬉しいです^^
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