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短期バックパッカーを始める君へ


いつからだろうか、長年あこがれていたバックパッカー、やっとその夢を実現することができた。
今回は主に中欧デンマーク、チェコ、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、スロバキアの6か国を回ってきた。

今回の旅のコンセプトは名付けるならば“少しマイナーな国を回る”であった。ヨーロッパに詳しい方、旅好きな人から言わせると中欧がマイナーな国?この何もわかっていない若造が、と思うであろう。

しかし、ヨーロッパと聞けばどの国を思いつくであろうか?やはり、ビッグベンにバッキンガム宮殿のあるイギリス、エッフェル塔にルーブルのフランス、北のベネチアの異名を持つアムステルダムのあるオランダあたりが真っ先に頭に浮かぶのではなかろうか?

もともとドイツにはいく予定がなく急遽旅路に組み込んだため例外として、私はチェコ、オーストリア、ハンガリー、スロバキアあたりを前述の国ほど華やかではない、かといってめちゃくちゃマイナーな国でもない”少しマイナーな国”であると漠然と認識していた。

しかし、いざ来てみるとどうだ、どこも町は観光客であふれかえり魅力的な街ばかりであった!!
フランスのパリにもイギリスのロンドンにも負けない魅力がたくさんあった。

各都市の観光スポットや見どころなんかはググればいくらでも出で来る(しかも完璧、プロ作成)

なので、今回は素人バックパッカーの私が初バックパッカー旅を通して発見した気づきやちょっとしたアドバイスなんかも紹介していけたらと思っている。
少しでも、これからバックパッカーを始める君への背中の一押しだったり助けになれば幸いだ。


非日常を味わうことができる。

なんといっても最初に思いつくのはこれであろう、
普段見ることのできない絶景を見ることができる。
長年行きたかった場所に自分がいるという事実、ずっとあこがれていた場所、その場所に行けたときのエモさは異常だ。
ここで一つ私の事例をより挙げてみると、私は長年プラハのミュシャ博物館に行きたいと思っていた。
ミュシャはチェコ出身のグラフィックデザイナーで本名はアルフォンス・ミュシャ。
私が世界で一番好きなデザイナーだ。
有名な作品を多数輩出しているため知っている人も多いであろう。
いざ開店と同時に入り自分の目で長年あこがれていた絵を見ている自分、何度も写真では見た絵たち。
しかし、自分の目で見ている、自分が今まで長年行きたかった場所にいるという事実が私の気持ちを高ぶらせた。あの時の感動は忘れないだろう。
今年あの感動を超えるものはあるのだろうか、
(沢山のお土産と小学生以来に缶バッジなんて買ってしまったのはここだけの秘密なのだが。。。)

アルフォンス・マリア・ミュシャは、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー。多くのポスター、装飾パネル、カレンダー等を制作した。ミュシャの作品は星、宝石、花などの様々な概念を女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴である。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/アルフォンス・ミュシャ


人との出会い。

私は、旅の一番の醍醐味は出会いだと思う。
今回の旅、私は本当に人に恵まれた。
一緒に観光しないかと誘ってくれた2人の香港美女、日韓問題を語り合った韓国のお兄さん、飲みに誘ってくれたイケイケのアメリカの兄ちゃんたち、ビールをオープナーなしで一瞬で開けるホステルの主、1時間以上自国の魅力を語ってくれたトルコ人、まだまだ数えきれないくらいの人々に出会った。
その人たちのおかげで、なんでもなかったような瞬間も思い出として心に残っている。

旅をする際は自分からどんどん人に話しかけに行ってもらいたい。
そこには必ず素敵な出会いが待っていると思う。


バックパッカーはフッ軽だ。

バックパック旅だと常に荷物をからって移動ができるため、なんのプランもなしにその日その日の旅行をしていた私には最高のスタイルであった。
キャリーバックは本当に観光の邪魔になる。キャリーバックだってずっと引っ張っていればいいし、ずっとからっていなければいけないバックパックよりも楽に決まっているという意見もあるだろう。しかし、それは道が滑らかなアスファルトで舗装されている場合に限ったことである。
キャリーバックが足を引っ張る鎖と化すのは、石畳と舗装されていない道路だ。
一緒に観光した二人の香港美女はキャリーバックで旅行に来ていたのだがそれがまたでデカいし重い。女の子だからたくさん持ってくるものがあるのだろう。
石畳の道に巨大なキャリーバック、これは女子二人にはきついだろうと思い(あと、かっこいいところを見せたかったため)バス停まで運ぶのを手伝った。
石畳が荒く思うように引っ張れない、その上バス停までの道のりには100段を超えるであろう階段があった。
気温は0度を下回っていたのにも関わらずバス停に到着した時には汗だくになっていた。
つくづくキャリーバックで来なくてよかったと思った出来事だった。

そして次の日筋肉痛に。まぁ、その後その美女たちに手まで握られてお礼を言われたため、すべてオールおっけい👌なのだが(笑)

その後二人の香港美女たちは笑顔でプラハに向かうといっていたのでGood Luckとだけ伝えておいた。
プラハも石畳の町だということをその時、彼女らは知らなかったのであろう。


意外と街並みが似ているのかも。

そして意外だったのがあの憧れのヨーロッパ、実はどこも町が似ている。
良きも悪くも古い建造物がただ軒を連ねているだけの場合が多い。
日本の印象を外国人に聞くと技術が発達していると答える人が本当に多いのだがその気持ちが今なら分かる。
お土産ショップも本当にどこも同じものを売っている。
ただ土地の名前が書いてある食器にTシャツ、ポストカードにマグネットと本当にどこもひねりがない。
唯一ハンガリーのハンガリアンボックスは面白かったが
飽き性の私にはつまらないと感じることが多々あった。
私はプランを決めないでその日その日の旅をしていたので問題なく過ごせたのだが、一つの都市に数日滞在するような旅をする場合にはその都市に何があるのか、何日必要なのかを前もって調べておくとよいだろう。


荷物が重い。

バックパッカーは思いリュックを常に持ち歩くため疲れる。
これがバックパッカーの弱点だ、私は短期バックパッカーといってもまぁまぁな荷物量を持って行った。
しかし、駅近くのホステルに泊まり荷物を預けることができるシステムなんかを利用するとか何かしら対策もできる。
有料のところもあるので要確認!!!


ホステルの衛生面問題。

学生のバックパッカーの旅だ、必然的に毎回安いホステルに泊まることになる。そこで安いということもあり衛生面がよろしくないホステルにもたびたび泊まった。
バックパッカー中、毎日が外食するわけにいかないためホステルのキッチンを使うことがあったのだが、まあお世辞にもきれいだといえない所もあった。そこで、バックパッカーの旅にはMyコップとMy箸を持っていくことをお勧めする。
この2つさえあればなんとかなる。



準備について

荷物は旅に出る数時間前に「バックパッカー荷物」でググって必要最低限のものだけバックに詰めて旅に出た。
私は基本財布と携帯さえあれば生きていける精神で今まですべて乗り切ってきていたのだが、旅先ではクリスマス時期だったということもあり、ことごとく薬局が空いておらずコンタクトの洗浄液が買えないという事件が発生したため、薬局が開くまで水道水でコンタクトを保存するという何とも目にやさしくない1週間を過ごす羽目になってしまった。
当たり前だが準備は入念にと情報収集も最低限はしておくことが大切だと痛感した。




今回は素人バックパッカーの私が今回の旅を通して気づいたことをただつらつらと綴っただけだが、この記事がいつか誰かしらの助けとなっていると幸いだ。

またバックパッカーをやるかと聞かれたら答えは“イエス”だ。
旅はコンセプトをもってやると面白さが増す。
今度のバックパック旅のコンセプトは何にしよう、そうだな次は田舎町に人との出会いメインの旅でもしようかなと考えているところである。









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