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七十二候とは

二十四節気を気候の変化で
さらに細分割したもの
一つの節気を三つに区分
「初候」「次候」「末候」

約五日間という細かい期間を
草花や鳥、虫などの様子を
情緒的に言い表すことで
 
陰暦における季節のズレを
日本の季節に合うように
表現してきたものです

農作業をする上で
始まりや終わりを知らせる
タイミングの目安でもあり
とても重要な節目

以上「365日、暮らしのこよみ」
井上象英さん著から

今日仕事帰りに
涼やかな虫の声が聞こえてきて
おや、もうそんな季節に
そう思ったので

こちらの本を開いて
季節を確認したところ
今は「立秋末候」の
「蒙霧升降」(ふかききりまとう)

「蒙霧」とは
視野が塞がれるほどの
深い霧に覆われること
朝晩がひんやりしてくる頃だそう

昼間の猛烈な暑さからは
秋の気配は全くしませんが
確かに日が落ちると

時折吹いてくる涼しい風に
かすかな秋の足音を
感じる気がしています

永遠に続くかと思われる
うだるような暑さの中にも
確かに季節の移り変わりの
片鱗が見える

なんだかとても
胸がきゅうっとします
夏の終わり

他の季節が終わる時と比べて
どうしてこんなに
切なく感じてしまうのか
花火の余韻みたいに

なんて。
日々の生活に紛れて
忘れがちですが
時々はこうして思いを馳せてみる

季節を楽しむ
そんな心持ちのゆとりを
忘れずにいたいなあと
この暦の本を時々めくっています

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ここまで読んでくださいまして
どうもありがとうございます!






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