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私とコロナとPEI(プリンスエドワード島) Vol.2

2月に入りPEIの冬は厳しさを増していた。-20℃を超える寒さと降り積もる雪。週一でペースでストームがやって来ては学校はスノーデーで休み。子供達は平均週4日しか学校に行ってないんじゃないか、、、学力低下が心配(これは移民や島外のカナダ人が思うことでアイランダー ※島で生まれ育った人々の事をそう呼ぶ。達はあまり思っていない様子)。などと、島内の話題は天候や学校に関するもので、PEIでは未だ新型コロナウィルスは遠く離れたアジアの出来事。

私はというとアジアの新型コロナウィルス関係のニュースを毎日欠かさず追っていた。なぜならば、長年身内の介護をしていた両親がその介護から解放され、夢であったPEIへの旅行計画を3月下旬に立てていたので、コロナが広まるとその旅行も中止にせざるを得ないと心配していたから。また、夫が2月中旬から3月下旬まで日本へ渡航することもあり、アジア圏のコロナの話題はとても気がかりであった。そんな中「ダイアモンド・クルーズ」のニュースが話題となり、カナダ人が乗船していたこともありPEIでも新型コロナウィルスのニュースをよく耳にする様になってきた。夫も日本行きをどうするか最後まで悩んでいたが、結局2月12日に日本へ向けて出発。その時はこれほどまでに新型コロナウィルスが拡散するとは思っていなかった。。。

2月中旬、既に日本ではマスクが店頭からなくなりトイレットパーパーまでもが店頭から消えた。PEIでもマスク(もともと日本よりも売っているマスクは少ないが。)は品薄となり買えない状態が続いていた。それ以外は普段と変わらず島民も変わらない。しかし、日本のトイレットペーパーのニュースを見ていた私は少々不安になり、3月の1週目にWalmartでトイレットパーパー1袋を購入。この時はカナディアンタイアにもWalmartにもスーパーストアにもトイレットペーパー・ボックスティッシュ・ペーパータオルは沢山あった。それが2週目にWalmartに行った時にはきれいになくなっていた。この時、とうとうPEIにも来たか!とふるふるっとした。アメリカでもトイレットペーパー、食材が買えない!とメディアで騒ぎ始めた頃。主人とも帰国を早めようかと話し始め、週末には航空チケットをチェンジして帰国を10日程早めた。

そして3月14日、とうとうPEIにも初の感染者がでた。『コロナ出たぞ!』と友人から連絡をもらいラジオをつける。感染者は50代女性、クルーズから帰国して感染症状が出たとの事。すぐに811( コロナに対応している衛生局 )に連絡をしたとの事。体調はそれほど悪くないそうなので自宅待機。3月13日には娘が所属するArmy Cadets(陸軍士官学校:と聞くと大それた組織の様に感じるが、中高校が行くアフタースクーの様な団体である。陸軍の他にも海軍・空軍のケデッツがあり、それに応じて学ぶことも異なる。例えば空軍だと飛行機の操縦を学べる。陸軍は地理や規律を学び、マーチング・体力づくりボートなどを学ぶ。カナダへ来てグダグダの娘にはちょうど良いかな?と思い入れてみたらパシッとハマった。なんせ彼女が大好きな馬乗りと泳ぎが出来るからだそうで。。。)より3週間ケデッツをクローズするとの連絡が入った。国対応なのでクローズの連絡が早かったのだなと思う。

感染者が出てから州の対応が急速に変わっていった。。。。

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