プリンスエドワード島のワイナリー "Rossignol Estate Winery"
プリンスエドワード島にはいくつかのワイナリーがありますが、その中で私が一番好きなワイナリーは”Rossignol Estate Winery”です。
ワインのテイスト、ワイナリーの雰囲気、そして何よりもオーナーの人柄がてもて魅力的です。
先日、熟れていないぶどうを貰いに久しぶりに行って来たので、その時のお話を少し。。。
熟れていないぶどうを何に使うかというと、時代は古代ローマにさかのぼります。。。当時の人々が熟れていないぶどうを絞って、その絞り汁をレモンの代用として料理に使っていたそうで、それはどんな味なのか?という疑問を解決するため、その調味料を作るべく、ぶどうを貰いに行ってきました。レモンの代用なので熟れていない酸っぱいぶどうが必要なんですね。
皮ごと絞った絞り汁に、タルタル酸を加えて24時間冷蔵庫で寝かせて上がってきた上澄みを使うとのこと、現在冷蔵庫で就寝中。。。どうなるかな?
さて、折角来たのだからいくつかワインを買って帰ろうと、ワインを試飲させて貰いました。テイスティングは2種類で、3種スモールグラス or 1種フルグラスでどちらも5ドル。いくつかワインを買いたかったので、3種スモールグラスをチョイスしました。
1) Wild Blueberry Wine
2) Marechal Foch Red wine
3) L' Acadie blanc White wine
Wild Blueberry Wine・ワイルドブルーベリーの芳醇なアロマとワインレットの巨大なブーケを思わせる香りにノックアウト。控えめな甘さと、渋みが丁度良く食前・食中・食後と楽しめるワインです。
Marechal Foch Red wine・マレシャル・フォシュは耐寒性に強いぶどうなので、カナダ東部で栽培されている品種です。赤黒い色からは想像できないジューシーでフルーティな味わい。ブルベリー・カシスに時折みせるムスクがとても楽しく、ついつい飲み過ぎてしまいます。。。
L' Acadie blanc White wine・ラカディブランはノバスコシアのシャルドネと呼ばれる、ナイアガラで作られたぶどうです。グリーンアップルにハニーをたらして、花々に囲まれるこのワインは、どんな料理にも合ってしまうのではないかな。。。
ワインは外のベンチで飲むことが出来て、ピースフルな時間が過ぎます。
テイスティングが終わったら、ワイナリーをぷらぷらと散歩。林檎の木が収穫の真っ最中でした。
林檎の木々を抜けて行くと、そこにはぶどうと林檎がたわわに実る楽園 (パティオ) があり、あぁ、こんなところが自分の家の庭にあったら幸せだろうなぁ思いながら、ワインで少しぽわーっとした頭が心地よく。。。
ちょっとぶどうを摘まんで食べてみると、ワイン用のワインは酸っぱく渋みが強いなぁと。。。
さてさて、青いぶどうも収穫させてもらったので、そろそろ帰りましょうと、メインオフィスへ行きオーナーへご挨拶をしてワイナリーを後にしました。シャーロットタウンまで車で約50分。
ゆったりとした時間が流れるRossignol Estate Wineryはお酒好きの人にはもちろん、お酒が飲めない方にもおススメのスポットです。プリンスエドワード島に来たら寄ってみてはいかがでしょうか?
この日、私が買ったワインはWild Blueberry Wineと Marechal Foch Red wineでした。
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