【書評】マーケティング つながる思考術

マーケティング業務は多岐に渡り、やれることは無限にあります。ただ、リソースがない。スキルがない。競合が強すぎる。

様々な理由で意思決定が遅れる。見当違いな施策にGOサインが出る。PDCAを回せる環境にない。

マーケ界隈にいる方にとっては"あるある"の事象ではないでしょうか。

今回ご紹介する本『マーケティング つながる思考術』はマーケ中上級者向けの本です。

現場で実際に起きている事業主と代理店のやりとりをベースに、事例を踏まえながら両者の会話の問題点を著者がズバズバ切っていきます。

読み進めながら、過去自分が犯した間違いの追体験をさせられている気分になり、心がえぐられるページもありました、、、

マーケティング業界に長くいる方。営業からマーケに移って試行錯誤している方。代理店に対して、言語化はできないけど不満のある事業者の方。

そんな方は刺さると思います。明日から施策の一つ一つをより俯瞰的に見ることができるようになります。

どうしても、目的と手段が入れ替わり、目的を見失うタイミングの多いマーケティング界隈。

マーケの上流設計に長く携わる著者の考えを、具体例から学べる本書。

人を選びますが、おすすめです。