私が悩む「働き方」(職種:裏方)
経験① おしぼりの袋詰め
高校生のときに友達と一緒にしたバイト
機械から流れてくるおしぼりを検品&箱詰めするだけの簡単な作業
窓もなく広くもない小さい工場で、真夏だったからくそ暑かったけど
これで収入を得られるのなら悪くないと思ってたのに
ある日、連携してる隣のクリーニング屋に呼ばれた
店長らしき女性に「このネクタイのほつれてるところ縫っておいて」と言われたから
適当に縫ったらぐちゃぐちゃになって、鼻で笑われた
それだけじゃないけど不得意なことさせられるのは嫌だった
経験② パチンコ屋での飲み物販売
パチンコ屋のスタッフと違ってマイクを使うこともカウンター業務もない
ただ呼ばれたらパチンコ玉をもらってコーヒーを渡すだけ
「コーヒーにミルクと、、、」
「コーヒー以外にあるならそれちょうだい。玉いくつ必要?」
「えっーと・・・」「えっーと・・・」
「早くして」「計算できない?」「そこ通らないで」
意外にもイレギュラーなことが多く、お客さんとの距離が近かった
狭いし、みんな気が立ってるから気を遣わなくてはならないし、
求められる迅速な対応ができなかった
経験③ 皿洗い
これも高校生のときで、大手企業のレストランカフェで
皿洗いのバイトをした
これこそお客さんと接することも迅速な対応を求められることもない
私に適してる仕事だと思った
だけど面接のときから嫌な感じはした
面接した店長(およそ50代♂)が私の手を握り、指をさすりながら
「こんなきれいな手なのに皿洗いなんて」とヘラヘラと笑った
ここはうちのお婆ちゃんの昔の職場の口利きでのバイト
そのことを知られているから「嫌」だと言えず働き始めたけど
急に「トマト切っておいて」と調理をさせられた
トマトを切るだけ・・・ただそれだけ
ただそれだけのことができない
正確にいうと「できない」のではなくそれを見られることに窮した
皿洗い以外のことをさせられるのは苦痛で腑に落ちない
それが嫌で中間テストを理由にしばらく休み、その間に継続を考えて
一旦店に出勤したら、あの店長が
「あれ?辞めたんじゃなかったの?」
「・・・」
「辞めたと思って制服捨てちゃったよ」と言ってごみ箱から制服を出して渡された
涙が出るほど悔しくて、渡された制服を持ったまま更衣室で立ち尽くし
考えた結果、黙って制服を返して店を出た
嫌な経験も含め、手先も人との関わりも自分を出すのも不器用な私は
裏方さえもできない
こんな私に働く場所が存在するのだろうか
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