木村弘毅
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ルシファーは現代版「鮎川まどか」だ。
2020年11/6公開の映画モンスターストライク「絶望の夜明け」を迎えるにあたり1ファンとしての作品評を書こう。 --------- 喧嘩が強くて、見た目や態度もトゲトゲしてる。けど、それは真面目で硬派なだけ、その実仲間への人情は厚いし、時おり主人公春日くん(僕)には可愛い笑顔を覗かせる。 そう、元祖クイーンオブツンデレが「気まぐれオレンジロード」のマドンナ「鮎川まどか」だが、ルシファーは彼女と重なる部分が多い。 まず、堕天しちゃうという天界におけるヤンキーだし、喧嘩がめっぽう強い。だけど本当は超がつくほど真面目で、表現が下手くそで極端。。 今回の映画では、だいぶ虫の居所の悪い「超ツンツン」の可愛いルシファーを存分に拝み倒せる120分となっているのだ。 気まぐれオレンジロードは構造的には主人公の春日くんを通して鮎川をみる三人称視点だったが、今回は春日くんのいない一人称視点でルシファーをみていられる。 そしてそれを確信犯的に肯定してくるのが、オーイシマサヨシ作詞作曲の「英雄の歌」だ。 歌詞を聞いていればわかるが、主観視点でルシファーをみている(僕)の歌なのだ。 オンラインで一度ご覧頂いた方も、ぜひオーイシマサヨシの「英雄の歌」をヘビロテしてから、映画館へ足を運んでみてほしい。ルシファーを愛でるために何回でも観たくなる、全く違う自分に気付いてもらえるのではなかろうか。 https://anime-movie.monster-strike.com/2020/