スーパープレイこそが最高の返礼品
様々な企業がアスリートを支えるために、ギフティングサービスやクラウドファンディングに挑戦をしています。
ただ、事業として成長させていくのに苦労しているとも思います。事業として継続していくための「間接コスト」が重くのしかかってくるからです。
決済手数料はもちろんのこと、返礼品やデジタルアイテムなどを用意すると、その商品の製造や、サインを入れてもらうなら、そのやり取りをする人件費から、郵送代など、、、。
ギフティング事業を運営しているのも人間です。社員もいれば、その家族もいます。その人達の生活を支えなければならないわけですから、バリューチェーンが複雑になるとそれだけ間接コストがかかります。頑張ってより多くをアスリートやチームに戻そうとしても、結局30〜50%くらいしか渡せなくなってしまいます。
すると今度はあまりアスリートの手元に残らないとなるとアスリートもチームも中々集まらない。
そこで私たちはUnlimで「返礼品を送らない」という意思決定をしました。
思い切って返礼品をやめることで、間接コストを大幅に削減し、最大83%という高い分配率を実現しました。
ファンが欲しいものは、果たしてサイン入りグッズなのだろうか?アスリートの写真が入っているカードなのだろうか?
確かにサイングッズなどは「想い出を固定する装置」として多くの人に人気があります。ですが、1番欲しいのは「選手が輝かしく活躍する姿」なのではないか?
であれば、素直に直接お金を支援できる道を用意することがサービスの成功に繋がるのではないか?そう私たちは考えました。
返礼品があると、、、「モノの取引」という観点も発生します。「いくらの寄付に対して、いくらくらいの商品なら見合うのか?」ファンの側もついつい損得勘定で見てしまいます。本来1番大事なことは、応援したことで「どれだけパフォーマンスが高まったか」なのに。
スタジアムでスポーツを観ていて、またTVでスポーツを観ていて、「行け!超えろ!」「打ってくれ!」「走れ!走れ!」と「にっぽーん!!」などと思わず声をあげてしまった経験はスポーツファンならずとも多くの人が経験しているのではないでしょうか?
その時に何かグッズを欲しいと思って応援をしているということもないと思います。あと少しほんの少しでもいい「限界を突破してくれ」と願って応援をしているのではないでしょうか?
そう、「ファンの応援の力でアスリートが限界を超えて成長する世界を作りたい」という意味で、私たちはこのサービスを「Unlimited」=「Unlim(アンリム)」と名付けたのです。
将来的にUnlimは、ファンがギフトしてくれたりシェアをして拡散してくれた結果としてどのように選手やチームが成長していったのか、どのような記録を残していったのかを追えるようなUIUXを心がけて行きたいと思っています。
最初は機能として全ては揃っていませんが、まずはスタートして、早く応援できるようにすることを優先しました。
日本から始まったこのサービスが、いずれ世界標準となり、スポーツで多くの記録を、そしてファンに多くの記憶を残せたらそんなに素晴らしいことはありません。