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「自分の行動が社員やお客様の幸せになることで、会社も共に成長し報われる企業を目指す。」理念で100億円企業を目指す!内外ともに成長してきた過程と目標


私たちトラストエージェントは、「自分の行動が社員やお客様の幸せになることで、会社も共に成長し報われる企業を目指す」を理念に、残置物撤去の仕事をしています。この理念はお客様への宣言でもありますが、従業員みんなが団結して、士気を高めて取り組んでいくための共通の目標でもあります。熱狂できる環境、引いては社員やお客様の幸せを作り出していくことで、会社もともに成長していきます。

今回は私たちを知ってもらう一つのきっかけとして、代表の岩本から、当社の立ち上げや会社の内外について考えていることを語ってもらいました。


就職より独立を選んだ営業代行時代から、目標の「100億円企業」へ向けて起業へ

――卒業から起業までは、どのように過ごされていたのでしょうか。

独立を決めた後、就活はしないまま大学を卒業しました。自分は口が回る方なので、営業として能力が生かせるのではと考え、大学でお世話になった先輩や、先輩に紹介いただいた起業家の方にご契約をいただいて、営業代行として走りまわっていました。

起業の前の、この3年ほどが一番苦労した時期でしたね。肩書としては『社長』なんです。聞こえのいい肩書の裏側では、収入が足りなくて、パン工場の夜間作業員。抜け出せない、稼げない自分に対して腹が立つし、カッコもつかずに情けないしで、内心すごく葛藤しましたね。

卒業当初から100億円の目標を掲げていましたが、営業代行で300万円の売上につなげても、手元に残るのは30万円程度。事業としては「月商30万」という状態でした。

「俺がやらなあかん。自分で動かす事業をつくらなければ無理だ」と起業を決心しました。

お客様へのサービスは「実家の荷物を扱うように

――残置物撤去の仕事をする中で、大切にしていることを教えてください。

残置物撤去の仕事は、営業代行をしていた会社が遺品整理の依頼を取りまとめていたことがきっかけです。そばで見ながら学んだノウハウを生かし、トラックを買って京都を中心に仕事を始めました。

今年は2期目にあたります。丁寧なサービスを心がけていますが、まだ他社との違いを明確に示せていないのが正直なところです。失敗したこともあります。あってはならないことですが、一度、運搬時に建物へ傷をつけてしまったことがありました。

互いによく知った仲のお客様から「これが実家のゴミだとして、こんな適当なやり方をするか?」と問われたんです。愛のあるお叱りが胸に刺さりました。

対象が「捨てられるもの」なので、手荒い作業でも珍しくない業界ではあります。ただ、自分が同じことをしていたらダメだ。独立したからには、同じレベルでいてはダメだと感じました。今では従業員全員で「実家の荷物を出してるつもりで扱う」という意識を徹底しています。

自分が変わることで、コミュニケーションが円滑に。売上にも好影響が。


――インタビュー中にも、親しい様子で他の方と話されていましたが、温かな雰囲気で仕事されているんですね。

実は雰囲気が良くなったのは最近なんです。つい数か月前までは、オフの時は気軽に話せても、仕事中はちょっとギクシャクする感じがありました。仲間に毎日相談していても、出口を見出だせずにいました。

あるとき、処分場に運びにいったアルバイトの子が処理費用を払えず、お叱りを受けました。僕もすぐに謝りに行って、アルバイトの子に怒りました。その話を仲の良い経営者仲間にしたら「それは、お金を管理するべきお前が悪い。お前が『持たせるお金が足りなくてすまなかった』と謝るべきところだ」と諭されたんです。

会話の中で、僕の認識が間違っていたこと、社長という立場にうぬぼれて、みんなへの言い方や扱いが雑だったことに気づきました。次の日、創業以降初めての朝礼をして、みんなの前で謝ったんです。

「自分は経営者やからとか、お金払ってるからとか、立場にうぬぼれていた。強く当たるとかも、自分が間違ってた。すみませんでした。もう一回かっこいい経営者として、みんながついてくる会社を作るから、もう一回よろしくお願いします」と。

俺が変わるぞと思ってしたことでしたが、その日からみんなの方が変わりました。今まで行き届かなかった連絡や、返ってこなかった返事がくるようになり、何度伝えても無かった完了報告が届くようになりました。びっくりしましたね。自分からも自然に、お礼や感謝、謝罪が伝えられるようになりました。

もう一つびっくりしたのが、会社の利益にも明らかな変化があったことです。取引先の方にも感謝の言葉をもらうことが増えて、お礼を返すことが増えました。

人は鏡といいますよね。鏡に映る姿だけ変えることはできません。自分が変わらないと、何も変わらない。つまずくこと、気づくことで人間力や器が大きくなる。みんながついてきてくれるようになると感じました。

「100億円稼ぐ企業」に向けて、新事業と支社設立の目標を掲げていく

常に目に入る場所に書かれているホワイトボード

――今後の目標や展望、社長個人の夢についてお聞かせいただけますか?

直近の目標としては、もっと会社全体をうまく動かすためのスタッフを増やしたいというのが一つ。もう一つは、年内に家電を対象にしたリサイクルショップを始めることですね。撤去した家電を販売するためには、「処理」ではなく「買い取り」にする必要があります。お客様にとってもお金を払って捨てるのではなくリターンが発生して、家電も活用されていく、win-winの流れにできるだろうと考えています。

今年は年商1億円を目指していて、4期目で年商10億円の規模に成長することが中期目標です。いずれは大阪支社を立ち上げて、次は滋賀にも展開していきたいですね。各支社で撤去業務を行いながら、リサイクルショップで売れるものも集めていく。そのころには年商10~20億円、50人くらいの規模になっている見込みです。

個人としての夢は、あまりないですね。きゅうりの漬物が好きなだけ食べられれば満足かな。あとは、自分が関わる人が幸せになってくれたら十分です。

あえて言うなら会社の目標でもある「100億円企業を作る」こと。理由の一つは母にあります。もう連絡もとっていないんですけどね。恨みも買ってるだろうし、それこそ母親が死んだときに1000%地獄行きで、閻魔大王が一番大変なところにいかせるぐらいの人なんです。

ただ、僕が社会に貢献することで、ひょっとしたら母にも、わずかばかりはいい評価があるかもしれない、なんて思ってます。良い人生では無かった母が、少しでも報われるというか。閻魔大王も「この社長を生んだことだけは褒めてやる」みたいな。そんな風に思われるくらい、人から認められる人間になりたいですね。

より事業を広めるために、理念に共鳴してくれる仲間づくりをしていきたい

――先ほどスタッフを増やしたいというお話もありましたが、来てほしい人材のイメージはありますか?

現在の従業員は、全員20代なんです。良くも悪くも勢いがあって、未熟。組織のバランスを良くするためにも、少し年上の、視野の広いタイプや丁寧さを強みとするタイプの人材を求めています。業務の面では、もう一人営業担当を迎えて、ツートップができればベストですね。女性にも加わってもらって、女性ならではの視点や細やかさを生かしてもらいたいです。

僕自身が独立志向なので、独立したい人も歓迎しています。辞めるときにはトラックを1台餞別にあげて、お客様との契約も丸ごと独立していいという約束になってます。

どの業界でも100億円稼ぐような企業は、全部自社でやってるわけではないですよね。僕一人で広げるには限界もありますから、独立して広げていく人もいないと達成できません。社内でも社外でも、理念に共鳴してくれるパートナー、仲間をつくっていきたいですね。

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