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【読書メモ】「人見知り」として生きていくと決めたら読む本

私は人付き合いが苦手なタイプで、なるべく人付き合いは減らしたいと考えています。内向的で人見知りでも、人とのかかわりはゼロにはなりませんので、人と関わるうえで最低限どういった配慮をすると良いかというラインを知っておくことは大事だと考えられます。

次の本が非常に参考になりましたので紹介したいと思います。


・外交的になる必要はない

内向的な人が外交的になろうと努力するのは、自分の本質に逆らう行為であり、非常にストレスフルですし効果も低い。つまり内向的な自分を憂い、外交的な人間に変わろうとするのは無駄な努力です。

内向的であるよりも外交的であるほうが良いとされる風潮があるように思いますが、内向的であることが悪いわけではありません。内向的な人は内向的なままで、人とうまく関わる方法を探るのが良いと思いました。

・人格の多面性を持つ

快適に生きる上で大切なのは、「どうすれば自分が得するか」にフォーカスし、「状況に応じたペルソナを身に着ければいい」と割り切ることです。
時と場面によってキャラを使い分けます。交友関係にある人の前では礼儀正しくする一方、ひとりでいるときは不愛想で不機嫌そうにふるまい、態度も自己中心的です。こうすることで、どこかでたまったストレスを別のところで発散し、かつ自分を抑えている部分をどこかで発揮するなど、自分なりにバランスが取れているように思います。
傷つくことを恐れて内にこもり、世界が狭くなっていくと、人格の多面性を失い、人としての性能を下げるスパイラルに陥ってしまいます。

仕事ではある程度の「一貫性」が求められますが、普段の生活の中では、キャラを使い分けることは自然なことだと思います。キャラの「一貫性」を保つよりも、キャラを切り替えられる「柔軟性」のほうが生活するうえでは大事だと考えています。

※「人格の多面性」は一般に言われる「多重人格」とは別の位置づけなのでこれらを区別して理解する必要はありそうです。

・パーティーや宴会について

パーティーや宴会でのふるまい方について、「義理で来ているのだから、出席することに意味があり、義理が果たせればそれでOK」と割り切るようにしています。

パーティーや宴会だけでなく、結婚式や葬儀など、人が集まる場はどうしてもコミュニケーションしないといけないのかなぁと不安になります。しかし、無理して知らない人に話しかける必要はなく、出席して義理を果たすだけで良いと考えると気が楽になりますね。

・まとめ

人と関わる場面で「どう振る舞うか」を事前に決めておくと、実際の場面で不安感が湧きにくくなると思います。個人的には、案外不安の種は無用な心配だったり、気にしなくていいことを気にしている場合が多かったなぁと感じています。「どう振る舞うか」を知らないから「どうすればいいのだろう」と不安になるのであって、それを事前に知っておけば無用な気疲れも減らせるのだと思います。

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