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【読書メモ】好きなことしか本気になれない。

「ココナラ」という、みんなの強みをネット上で売り買いできる「スキルのフリマ」サービスの経営者の人の本を読みました。

この本では「正解なき世界を生き延びる方法」を考えていきます。

・この時代に確実に変化すること 働き続けるのに役立つこと

押さえておくべき確実に変わる外部要因は「人口が減り、長く働く事態になる」ということです。さらに高齢化が進み、働ける人の割合が減るので、働き続ける年齢も上がると考えるのが自然です。

80歳になるまで働くための「個人の力」三大要素

1.スキル 2.自分の価値観を持つこと 3.セルフリーダーシップ

つまり

個人の力=スキル+価値観+セルフリーダーシップ

スキルについては「唯一無二のスキルを一つ持つ」という発想は捨てましょう。「これさえ学んでおけば食いっぱぐれがない」とか、手に職をつけるという発想では変化に対応できません。これからは「複数のスキルを持つ、新たなスキルを獲得し続ける」という発想で学び続けることが大事になってきます。

価値観について、あなたの「個人の力」はあなたの過去ではない。あなたの「個人の力」はあなたの価値観から生まれてくるものです。仕事を選ぶ上では「その仕事で自分の心が満たされるか?」という指標が大事になってきます。「誰かに認められる」という他者評価は絶対的なものではありません。

セルフリーダーシップをもつということは、「自分で目標を設定し、課題も見つける」今後はこれが当たり前になってきます。自分のことは自分で決めていい。

好きなことをやれるように自分で自分をリードしていくことが重要です。リーダーシップはスキルではなく、正解がない、予測ができない人生100年時代、解けない問題を前に意思決定を下すということです。

変化の激しい今の時代にキャリアの長期プランは立てなくてよいでしょう。5年先の予測は不可能に近いし、3年でも難しいし、1年であっても考えるのは厳しいです。

・成長は意思決定の数に比例する

目の前のことに本気で取り組むことでスキルが身につきます。本気で取り組めば曖昧さに耐えられないので自ずから意思決定の数も増えて成長します。

・働く理由 ①自己実現 ②社会実現

自己実現とは自分として「どうありたいか」働くことで「何を達成したいか」ということです。他人が何と言おうと自分の価値観に従って意思決定して動くことが大事です。

社会実現は仕事を通じて「自分という人間」が世の中に何を実現したいかです。自分が社会に貢献することで自分も社会に助けてもらうという構図を目指したいものです。

・さいごに(感想)

「正解のない人生100年時代に、ぼくたちは自分のストーリーで生きていこう」という主張をされた本です。「自分のことは自分で決めていい」という言葉は、自分には権利があるんだとわかる言葉ですが、「自分のことは自分で決めなさい」という言葉は指示というか命令のように感じていたので、それらの違いを適切に説明されていたのが個人的に一番感銘を受けました。


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