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カウンセリングのススメ

うつ病や、他の精神疾患を治していく上で、カウンセリングはとても有用な選択肢です。カウンセリングについて、よく「何を話せばいいのかわからない」とか、「どんなことを言われるかわからなくて怖い」というイメージを持っている人もいるかもしれません。

私はここ2ヶ月ほど、私設のカウンセリングを受けています。カウンセリングを受けていく初期段階で感じたこと、考えたことをこの記事で説明します。

私はうつ病でしたので、幼少期の親子関係を見直すことについて相談しました。以前は親子関係を見直すのは親のせいにしてるみたいで無責任な感じがしていたので、考えるのを敬遠していました。うつは自分の問題だと意地を張っていたのです。

カウンセラーの人に幼少期の出来事でよく覚えているものをいくつか話しました。自分のペースでゆっくりと話せるのでそれほど苦しくはありません。実際に声に出して話してみたり、カウンセラーの人の話を聞いたりしていると、これまで当たり前だと思っていた親の態度が実はかなり酷く、幼い頃の自分がいかに蔑まされてきたかを理解できるようになってきました。

カウンセリングで幼少期の親子関係を見直すことで、根本的な自分の課題、親の問題点、世代間連鎖などの影響がうまく整理され、見通しがよくなりました。

ただ、親の性格にはあまり言及されず、指摘されたのはおばあちゃんも厳しい人だったということと「他者視点の予測」が苦手なことでした。

他者視点の予測についてはこの記事で説明しています。


結果的に僕は「自己肯定感が低い」という問題点が明らかにされ、自己肯定感に焦点を当てた心理療法を行っていくという方針が決まりました。

自己肯定感が低いということは、薄々気がついていたことなのですが、実際にカウンセラーの人にうまく説明されると、自己肯定感が低いということをはっきり自覚できるようになり、これは自分が解決する問題なのだという意識が高まりました。

幼少期に親がした行動と子どもに与えたダメージは親に責任がありますが、大人になったその子どもは自分の人生を建設的な手段で立て直すという責任があります。だから、親にひどいことをされたからこうなるのも仕方ないと思い、自分を労ると同時に、自分を立て直すために建設的な手段も構築していかなければなりません。

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