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そして夢は続く

2020年3月。

本来であれば、バンドマンとしての長年の夢が叶うはず・・・だった。

新型コロナウィルスが蔓延しなければ。

あれから3年が経った。

この間も、主催のbloodaxeコバくんは、毎年ブッキングしてはキャンセルを繰り返し。

2021年もダメ。

2022年もダメ・・・。

もう本当に、辞めたくなったはず。

待っていたお客さんたちも、僕たちも「3年」歳をとってしまった。

もしかしたら、なんらかの事情でライブが見れなくなっている人もいるかもしれない。

それぐらい、長い時間が経ってしまった。


2020年4月、コロナ禍の中でevylockは結成以来初となるフルアルバム「Profunda Bluo」をリリース。

アルバムからリード曲「春と修羅」のPVを公開。

6月には、Klub Counter Actionの配信で無観客のレコ発ライブ。

夏に、そのライブ映像を収録したドキュメンタリーフィルム「深青」を公開。

2021年は、ライブは出来ずもスタジオに入り、ひたすら曲を作り続けた。

そして、2022年。

ようやくライブ活動を再開できた。

久しぶりにステージに立てて、本当に嬉しかった。

みんなと音を鳴らせる喜びは、10代の頃にバンド活動を始めた時の初期衝動を呼び起こした。

社会人になって、それぞれ仕事や家族を持っている。

バンド活動を継続することは、とても難しい。

それでも、こうしてメンバーと一緒に演奏できること自体が奇跡だ。

この奇跡は、決して当たり前ではなく、永遠に続くものでもない。

だからこそ、今が大切だ。

そう考えながら、一つ一つのライブを楽しんでいる。

photo by misaki komatsu


bloodaxeコバくんからLINEが来たのは、2022年8月。

「hopesfall/TAKENが来年3月でようやく決まったんだよね!ファイナル東京来れたりする?」

ここにも、諦めないで続けてくれている同志がいた。

めちゃくちゃ嬉しかった。

こうして誘ってもらえるのは、続けてきたからこそ。

消えかかった夢がつながった瞬間だった。

そうして、ついに本日告知を迎えた。


ツアーファイナルのメンツ。

HOPESFALL(U.S.A)
TAKEN(U.S.A)
Stranded
factor2grace
Hopeless Raven
ALSEID
evylock


これは完全に膝付き叙情フェスではないか・・・!!!

まさかのfactor2graceの復活!!!

ワクワクが止まらない。

気になるチケットは、公式ストアで1/7より先行発売。

eplusは1/10より発売。

バンドの取り置きはできないので、確実に上記サイトで購入してほしい。

※前回キャンセルになった分のチケットを保管してくれていた人たちは、そのままお手持ちのチケットが有効になります。

SOLDOUT必至、迷っていたら売り切れるに違いない。

だって、みんな三年間待ち続けてきたから。


今考えてみると、2020年に夢を実現させなくて良かった。

なぜなら、今のevylockの方が確実に良いパフォーマンスを見せることができるから。

この三年間で、沢山の苦しいこと、辛いことを乗り越えてきた。

そして、喜びを分かち合ってきた。

だから、HOPESFALLにもTAKENにも肉薄できる自信がある。

正直、僕ら目当てのお客さんは少ないかもしれない。

それでも、必ず心に響かせる。

終わった後に見える景色を、僕は今感じている。

お客さんたちの顔が見える。


待ってろ、三月の東京。




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