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その突き上げた拳に迷いはいらない的なこと


noteを書こうと思い白紙のページを開いたら、本文を入力する部分に「こんばんは。今日もお疲れさまです。」と優しく薄い文字が入っているのを見てうっかり泣きそうになった。
自覚よりも疲れてるぞ!と思いゆっくりお風呂に入りました。
苔うたうです。

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以前読んだ、よこみねさやかさんのエッセイ漫画で忘れられないセリフがある。
毎日コツコツやることの大切さを子供に話している場面の、旦那さんのセリフだ。


「ママは昔ネガティブを煮つめたような人だったけど、一日一個必ず楽しいことを見つけて絵日記を描き続けた結果、ひょうきんな人になった。」


(※セリフは一部の抜粋です。よこみねさんの漫画大好きなんですが、投稿の本文も合わせて読むのがさらに好きです。本編はこちら)


これを読んだ時、なんて素敵な生き方なんだと尊敬のあまり目を細めてうっとりため息をついてしまった。

自分の心をフル無視して、無理やり明るく楽しく振る舞うのは荒療治すぎて身が持たない。

本当にあった楽しかった事実を見つけて、毎日楽しい事実に着目し続けて、絵日記を描く時間も楽しい事実に向き合って、それを残す。読み返す。
それは「大変なこともめちゃくちゃあるけど、こうして見ると毎日って楽しいんだな」という錯覚のような事実が自分の中に少しずつ降り積もっていくのではないか。そう思った。


私も煮つめたネガティブを、年月をかけてナチュラルポップにしてみたい。
アホみたいなことを大真面目に、心から楽しく行動にしていきたい。


最近、そういう意味で心の「師」と仰いでいる本がこちら。

・女の園の星 / 和山やま
・かもめニッキ / 週末北欧部 chika
・キューライスのシンデレラ / キューライス 
・週末、森で / 益田ミリ
・常識のない喫茶店 / 僕のマリ
・内緒にしといて / 長井短
・裸一貫!つづ井さん / つづ井
(敬称略・タイトルあいうえお順)


強い。
並びを見ているだけで「陽」の力強さがハンパない。


ただ、並べて気づいたけれど作者さんはどなたも「色んなことを気にしてあれこれ考える」タイプだ。
「色んなことを気にしてあれこれ考えること」と「陽のユーモア」は共存できる。そう教えてくれた師匠たちだ。

どれも読んでいて本当にスカッとする。作品に込める人間愛とユーモアと「陽」の底力が私の胸をドーーン!!と熱く叩く。

今日は、音楽でその体験をした。

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母が毎週かかさず「まつもtoなかい」を見ている。

母が録画を見る横で、私も時々見るようになった。
今回の音楽ゲストは岡崎体育さん。

岡崎体育さんと松本さんと中居さんのトーク、もう大好きなやつだった。今回のMCがダイアンの津田さんだったのも嬉しかった。人選にお礼申し上げたい。
その後の新曲披露で「Knock Out」を歌う彼を見て、あぁ私は岡崎体育さんが好きだな!!!と思った。

邦楽ロック好きの心に刺さるバンド編成、歌詞をわざと英語のように歌う技術とかっこよさ、韻の踏み方、歌う時の体の使い方の自然なかっこよさ、岡崎体育節を感じさせる歌詞、歌詞に面白さとかっこよさが共存する不思議な魅力。
彼はよく自分の容姿をデブなどと言っていじるし、世の中にはコミカルな存在として認知されている気がするが、歌う姿を見るといつもそんなこと忘れて「すげえなぁ」「うまいなぁ〜」「かっけーなぁ!!」しか出てこない。


私はnoteの一発目に音楽が好きだという内容の文章を書いた。
そこで出てきたのが岡崎体育さんの「エクレア」という曲だった。
「エクレア」、もう何千回聞いたかわからない。あと「龍」という曲は寝る前に聞くプレイリストに入っているので何万回レベルで聞いたかもしれない。


今日「Knock Out」を歌う彼を見れてよかった。
仕事で自信を失ってしぼんでいた心に新鮮な炭酸水をもらった気分だった。
本当にスカッとした。
音楽に込める人間愛とユーモアと「陽」の底力が私の胸をドーーン!!と熱く叩いた。
きっとできる。明日からまた何度でもやってみよう。


ラストに「Knock Out」で私が特に好きな歌詞を。

届けたい 何か届けたい 何かしら届けたい
温もりとか愛とか花束とかそういうの

伝えたい 何か伝えたい 何かしら伝えたい
その突き上げた拳に迷いはいらない的なこと


彼は私の師匠であり、Heroだ。

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