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一時的な体重の増減に一喜一憂すると、本質を見失う ダイエットの不都合な真実⑧

一時的な体重の増減に一喜一憂すると、本質を見失う。

数年前、体組成を測定するブースにいた時のこと、

4歳の女の子が、体重をはかるなり、
「あぁ、、増えちゃったー」と、ため息混じりにひと言。

4歳の女の子でさえも、
体重が増えることに罪悪感を持っている(持たされている?)ということに、わたしは激しくショックを覚えたものです。

これはおそらく、彼女の近くにいる大人たちが、
言っている台詞なのだろうと推察されますよね。
4歳の女の子までもが、周囲の大人たちの言動に影響されて体重が増えることは良くないこと、ざんねんなことだ、といったことが刷り込まれてしまっているようです。

体重がその人自身を評価する対象と思うようになってしまったのは、
一体いつからなのでしょうか。

客観的な数値が、その人の状態を把握するという点において、正しく使われる分にはよいのですが、いつの間にかその数値に、人生を支配されてしまっているといっても過言ではない方が大勢いる。そう感じています。

また、別の機会でのこと。
「体重や筋肉量が分かりますよー、はかりませんか?」
と声かけをしたときのこと。

「体重はイヤ~!!筋肉量は知りたいけど」と、
40代女性。

筋肉量も体重の一部なんですけど、
なぜか体重となると知りたくない、
って思うんですよね。
なんとなく、お気持ちわかります。

さらには、温泉に入る前後、サウナに入る前後、あるいは運動の前後で体重を測って、「やった!体重減った!」と喜んでいる方の数のなんと多いことか。

いやいや、それただ単純に汗とかで出てった水分量ですから。
ただただ、血液ドロドロになってるだけですからー。

もっといえば、主食抜いたり、糖質制限して短期的に体重が減って喜んでいる人。いやいや、糖質に結び付く3つの分子がない分体重減ってるだけですからー。

短期間の体重の増減に一喜一憂するのではなくて、
除脂肪量の1週間の平均値で推移を見ていくのがよさそうです。


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