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不必要なダイエットは骨をもろくする ダイエットの不都合な真実⑩

不必要なダイエットは、骨をもろくする
これから時代の美人は、ほどよい脂肪と筋肉、丈夫な骨でできている

これからの時代はきっと、「やせること」が美徳ではない時代になると思っている。というか、そういう時代にしていきたいと思っている。

日本人女性の20代の5人に1人が「やせ」にも関わらず、それでもなお「やせたい」という願望を持っている(あるいは、持たされている)人は多い。そしてそれに応えるかのように「ダイエット情報」が沢山溢れている。もはや溢れすぎて訳分かんなくなってきている。もう、何がなんだか訳分かんなくなってきているから、その人にとって最も適さない方法を実践して、逆に不健康になってしまうケースが多々ある。

ある保健師さんに聞いた話だと、20代、30代でも骨粗鬆症になってしまうケースがザラにあるそう。自分の子供を抱っこして、それだけで骨折してしまうお母さんも、ザラにいるんだそう。もちろん、それは若い頃からの不必要なダイエットによって「やせ」であり、その影響によるものだ。

「今の自分には何か足りない」
「今の自分のままではダメだ」
「もっと〇〇して、完璧にならなくては」などなど、
足りないものを数えればきりがない。足りないものばかりに目を向けていると、それらの欠乏感を埋めるために、不必要なダイエットに熱中してしまうことがある。そうこうしている内に、心もからだもやせ細ってしまう。

逆のケースでは、それらの欠乏感を埋めるために、食欲に走ったりする。本当の所は食べたい訳じゃないものまで、食べて食べて、心の隙間を埋めようとしているのかもしれない。そして、いつしか、ただ単にそれが癖になってしまったりしてね。欠乏感とか関係なく、目の前に食べ物がある状態、そういう環境をつくり出していたりとかして。その環境で暮らしていると、当然太る。そして、罪悪感にさいなまれる。

何とかしようと、「1週間で〇〇キロダウン!」「1ヵ月でやせる〇〇」などのキャッチーなフレーズに乗せられ、短期的なダイエットに挑んではリバウンドを繰り返す。

なんという悲しい状況か。

もう、いい加減この負の連鎖、負のループを終わらせることはできないのだろうか。

「大丈夫、あなたはもうやせなくていいよ」

誰も言ってくれないのなら、自分で言ってあげよう。
もし、言って欲しければ、わたしからも言ってあげる。

これからの時代の美人は、ほどよい脂肪と筋肉、丈夫な骨でできている。
他の人の意見に振り回されることなく、自分自身を大切にする食事を食べて生きている。

そういう時代を一緒に作っていきたい。


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