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下鴨納涼古本まつりに行ったけどなにも買わなかった。

往復の電車賃と珈琲代と入浴代のみの出費で今日を生きる。

だいぶ前にもらった玉ねぎと半月凍らせてた牛肉でつくったハヤシライスを、飽きもせず三食続けて食べた。

冷蔵庫が空っぽになってゆくのは気持ちが良いので、もう今後なにも食べずに生きていたい。

久々の銭湯、珍しく家族連れで賑わっていて、サウナでの会話を盗み聞きする。

「明日海行ったらあかんで、台風も来るしサメもおるし」「サメって溺れ死んだりせえへんの?」

お母さんはその後黙ってしまったけど、サメは溺れ死んだりしないでしょ〜と思います。知らんけど。



日々何かに怯えている。

仕事、人間関係、虫、朝、家賃、愛、死、生、孤独、

でもきっと苦がなくなったらわたしはわたしでいられないのだろうし、これらによって生かされている気がしてしまう。かなり嫌だ……

こんなに生きるのが嫌な人間が来月ワクチンを打つとのこと、意味わからんくてわろてまいます、生きるのは苦しいけど死ぬ間際には苦しみたくないので。

周りの人間には健康かつ幸せでいてほしい。というのもわたしの幸せのためだったりしてなんだかなあ!エゴを押し付けあって生かし合っている。



カナカナカナとひぐらしの鳴く季節です、はじまったばかりの夏がもう終わろうとしている。

自分の存在を自分で肯定してあげられない同志たち、すこしずつ許されて生きてゆきましょうね。

ああ〜〜〜やらかしてしまった(かもしれない)失敗たちに押しつぶされそう、罪を抱えて生きる……

ニュースとか見てたら最悪な人間ばかりで傷ついてしまうけど、実際のところ周りにいる人間やうっすら関わる人間はやさしくてにこにこしている人ばかりなのでなんとかやっていける。

スシローに百円玉握りしめて行こうって話してくれた喫茶店のじいちゃん、わたしのテンションについてきてキャッキャしてくれるお客さん、脱衣所の電気消してごめんって謝ってくれた銭湯のおばちゃん、わたしはあなた方のことがとっても愛しいよ。

深い部分はなんにも知らないけど、知らないからこそ単純に愛すことができるのだな。

全人類に愛されたいってわたしの夢は叶わないのは知っている、世の中にはいろんな人がいてどうしても拒絶されてしまう人間はいる。

それでもやっぱり、できるだけ多くの人に、うっすらとその日限りは愛されていたいな。

そういうのを繋いでゆくことによって生きるを許されていく。


今年の桃、とっても美味しいらしいので食べてくださいね。そんでいっぱい寝て、翌朝 現実とのギャップにやられない程度のいい夢を見てください。

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