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30代からの書籍編集キャリア

ダイヤモンド社では今、書籍編集者の募集をおこなっています。
(気になる方は、ぜひともご応募ください!)
「中途採用には興味がないけど、書籍編集者って何をやっているの?」
「ダイヤモンド社の書籍編集者ってどんな人がいるの?」
と興味を持たれた方は、こちらの記事を読んでいただけたら嬉しいです。

今回は「第二新卒・未経験者からの応募も大歓迎!」です。

私自身、ダイヤモンド社に中途入社したのが26歳。デジタルの部署での採用・配属だったため、書籍編集編集のキャリアスタートは30代から。「社内異動」という形で配属になりました。

20代の大半を雑誌編集者として過ごしたこともあり、いわゆる編集作業の経験はありました。しかし、ゼロから企画を立てて、装丁イメージを考え、装丁家さんに相談し……といったことは、ほぼ未経験。

ましてや「売れる本作り」についての知識もノウハウも勘所もない。ビジネス書を読んできたかと聞かれると自信はなく、転職してからドラッカー先生を読み目から鱗を落としたくらいですから、マーケット感覚もない。
本当に手探りでスタートした30代のキャリアでした。

そんな「30代・書籍編集ほぼ未経験」の私でも、多少時間はかかりましたが、30代後半になって少しだけコツをつかめるようになり、30代で自身の代表作と言えるような本を手がけることができました。
(『采配』『入社1年目の教科書』『完全独習統計学入門』『村上式シンプル英語勉強法』『かばんはハンカチの上に置きなさい』など)

で、40代になり、転職者で女性で元雑誌編集者だった私が書籍のいち編集部を任され、現在に至ります。40代では小説の編集も経験しました。
(『銀翼のイカロス』『ノーサイド・ゲーム』)

あの頃と今の大きな違いは、書籍編集ノウハウの共有による、圧倒的な再現性の高さだと思います。あの頃よりも、誰もが早く成果を出しやすい環境であることは間違いありません。

メンバーによる自発的な勉強会の実施、そのアーカイブも見放題、わからないことがあれば編集部をこえて質問できますし、みんな親切に教えてくれます。ベテランが若手に相談するシーンも多く、私もいろいろな人に助けてもらっています。

営業部・宣伝プロモーション部やオンライン編集部など他部署との連携も多く、とにかく風通しの良い職場です。

数年前には、人材開発の部署と一緒に、書籍をベースとした研修をローンチさせました。このようなコラボレーションを経験し、仕事の領域はどんどん広がっています。今もなお、編集という仕事の可能性を感じる日々です。

売れっ子編集者、カリスマ編集者的な人が何人もいるのも、ダイヤモンド社の書籍編集の特長です。
得意分野もヒットの出し方も十人十色、ジャンルや著者もさまざまな形でベストセラーが出ています。
本当に売れ方っていろいろあるのだな、と感じます。
みなそれぞれ「売れっ子のエッセンス」を取り入れながら、オンリーワンの企画に挑戦しています。

私の所属する編集部でも、ホームランバッターのような、大きくヒットを出す編集者もいれば、確実に塁に出るのが得意な一番打者のような編集者も。コツコツ重版させて、売上を積み上げていくことが得意です。

こういった「売れ方の特性」については、編集者のキャラクターによるところも大きいため、一人ひとりの個性を尊重し、その人が成果を出しやすい形を一緒に探していけたらと常に思っています。

もっと詳しい話が知りたいという方は、編集者のインタビュー記事をお読みください。多様な人材がいる編集部だということがわかると思います。






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