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リモートワークで使える“ふて寝”のすすめ
親譲りの短気で、子供の頃から損ばかりしています。
大人になってから多いのが「それおかしくないですか?」みたいに正論をぶつけて、煙たがれるケース。「言い方!」って注意されるやつですね。
いくら正しいことでも、相手のメンツを潰しちゃったら受け入れてもらえない。分かっていてもついつい熱くなって、豪速球を投げ込んでしまうんです。
「なんとかしないとまずいなぁ」といろいろ考えた末、メールの場合は「一晩置く」という改善策を見つけました。
noteにいる人なら説明不要かもしれませんが、翌日の自分は他人みたいなもので、書いた文章を客観的に読めるんです。「いやいやこの表現はきついよ!」と突っ込みを入れながら修正したこと数知れず。
当たり前ですが、この方法は会議やチャットになると使えません。なので今も「熱くならない方法」を探し続けているんですが、チャットというか、「自分の姿が相手に見えない状態」限定でなら、ある程度使えるものがあります。
それは「寝っ転がって話す(書く)」。
寝ながら怒るって結構難しい。熱くなってくると体を起こしたくなるので、そこで「まずい」と気づいて、落ち着こうと思えるんです。まぁ自分の場合,完全には怒りを抑えられなくて、横になりながら「ったくよぉ…」とか言ってるので、“ふて寝”みたいになるんですが。
寝っ転がりながらの仕事は一般的な会社だとなかなか難しいでしょうが、リモートワークが急増している今なら使える人もいるのでは……と思って書いてみました。ずっと寝ているのもそれはそれで疲れるので、「このやりとりはこじれそうだな…」とか思ったときにぜひ。
余談ですが、この方法は氷室冴子さんの小説「海がきこえる」(の2作目だった気がする)に書かれていたエピソードから思い付きました。当たり前と言えば当たり前なんですが、自分が読んだものって自分に影響を与えるんですよね。
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