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ナイトクローラー/金の為なら何しても良い。

▷『ナイトクローラー』 Amazon Prime

▷89点/突き進め、金の為なら死体も動かせ!!

▷あらすじ

『深夜のロサンゼルスは、事件が多くいつもサイレンが鳴りやまない。そこに住んでいた一人の男ルイス。彼は、仕事を失い金もすり減り新たな職業を探していたら、ある仕事を発見する。それは、事件や事故を撮るパパラッチであった。その仕事を始めるが、勿論上手くいくはずがなかったが、ある一つの映像が、テレビ局に爆当たりして自らの価値を高め、モラルを失い、パパラッチをし、金を稼ぐのであった。』

▷徹底感想

流石、ジェイクとしか言いようがありません。悪い人間を映し出したら、右に出る者は居ないのではないでしょうか?

そして、今回の内容もジェイクは最高の悪い人間を演じていました。

ではでは、今回の映画で何が伝えたかったのは一言で表すと、、、

『金の為なら何でもしていい!!どうせ隠すから!』です。

まず、ナイトクローラーでは、パパラッチが主軸にして動きます。最初の主人公は、パパラッチを始めますが、全然カメラワークが下手すぎて、事故現場を上手く撮れていなかったり、他のパパラッチに事故現場を盗られてしまう事が多々ありました。

それを味わった主人公は、無線通信機やカメラを買って、警察よりも早く現場に着いて、事故現場を撮り始めます。

ここから見るに、主人公は結構アクティブな人間だと感じます。普通なら、競争相手がロサンゼルスにいて尚且つ大手。それなのにも関わらず、小さいながらも徐々に成果を上げる方針で進み、中々アクティブだと感じました。

そして、事故現場を撮ったのをテレビ局に売りますが、低価格で買い叩かれます。理由として、主人公が持ってきたのは事故現場です。そんなものいくらでもあり、市場価値が皆無であり、視聴率にも何の影響も無いからです。

これ崩壊してますよね、いつ思っても。人が死んでいるのに、それを報道すればいいのに、市場価値が無いから安い値段で買い叩かれる。いつ見ても嫌いになります。

それでは、主人公の生活が成り立ちません。ここで主人公が変わったと思います。モラルを捨てて、過激な写真を撮り始めます。

その走りとして、裕福な住宅街の暴行事件がテレビ局でも話題になり、それを主人公が撮りに行くことをしました。

すると、その現場に偶然出会ってしまい、すぐにカメラを取り出し、犯人と殺人を目撃します。しかし、犯人は逃げ、警察はまだ来ていなかったのに、主人公は金のために犯行現場に不法侵入して、人が殺されている現場を撮り、それをテレビ局に独占映像を高く買い取らせます。

しかし、その映像の中に犯人像があったのに、編集でカットして金を生む材料を取るようにする人々の不安を煽らせるようにして、映像に価値を高めさせました。これをきっかけに、主人公とテレビ局の上下関係が逆転したと考えます。

そして、それを機に滅茶苦茶荒稼ぎしていき、良い車や警察よりも早い無線機を買い始め、テレビ局の人にも肉体関係を持たせるように脅迫をします。

しかし、まだ自分の競合相手がいました。それが徐々に主人公は苛立ちを感じ始めます。主人公は、競合相手の車に細工をして、彼等を事故させて、それを主人公が撮りに行き、金に換えます。

ここのシーンで主人公は金と過激な考えに追い込まれて、邪魔者を排除する人間に変わりました。また、他にも事故現場に死体がカメラに収めていなければ死体を動かして、映りを良くするようにします。これが日常茶飯事にしていると思えば、怖すぎますよ。

そして、物語のラスト。高級住宅街を襲った犯人を追い、映像を収める仕事をします。まず犯人を見つけて、そこに警察に連絡して、警察が撃たれる瞬間を撮影し、過激なレースを開始します。

果たして、主人公はこの撮影に成功できるのか?それとも、、、

▷まとめ

以上が『ナイトクローラー』でした。

最後まで目が離せず最後のシーンは怖くて嫌な気持ちが残り、今自分が見ている映像は本物なのか?というモヤモヤを現実にも考えさせられるので非常にお勧めです。

ではでは、次の作品で会いましょう。。


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