- 運営しているクリエイター
#IPA
Episode 09: IPA〜進化は止まらない〜
今回のテーマはIPA。前回、ペールエールの回にも、現代のペールエールの直接の祖先として紹介したビアスタイルだ。正式にはインディア・ペールエール(India Pale Ale)である。直訳すれば、「インドの淡色のエール」とでもなるのだろうが、残念ながら、インド生まれでも淡色でもない。前回書いたとおり、正真正銘の英国発祥のスタイルだし、色も赤銅色のようなものが多い。
IPAはホップを大量に投入して、
Episode 08: ペールエール〜ホップの誘惑〜
ピルスナーは淡色のラガーとして19世紀に誕生して以降、急激に世界中へと広がっていった。今ではどこの国に行っても飲むことができるということは、既に触れたとおりだ。同じように、おそらく世界中どこに言っても飲めるであろう「エール」がある。
ペールエールだ。ペール(Pale)は言語的な意味からすると、「淡い」とか「青白い」という意味があるが、実はペールエールの色合いは決して淡くない。ピルスナーと比べると