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コロナ後の働き方 残業ありのハードワークに「先祖返り」するのか

アフターコロナの働き方は、過去に「先祖返り」してしまうのでしょうか? 先祖返りとは、会社に出社して残業もこなす勤務スタイル(ハードワーク)に戻ること。バブル世代である筆者を含めて、社会人経験が長い人は慣れ親しんだ働き方と言えます。一方で、自宅で残業の少ない勤務に慣れてしまった社員は、元に戻ることを望んでいるのか? どうやら意外な「抵抗勢力」が登場し、一筋縄には出来ない状況になっているケースがあるようです。その抵抗勢力とは誰で、企業側はどのように対処すればいいのでしょうか。

コロナの影響で、働き方がリモートワークに加え残業が少ない状況に変化して3年以上が経過しました。企業はそうした状況に対処して、何とかしのいできました。そして、コロナを克服したことで経済も回復基調、勤務スタイルも出社が可能となりました。

先日、HRテクノロジー系の企業代表(米国)と対談をしたのですが、米国で大半の企業は先祖返りを強く望んでおり、そのための工夫に苦慮しているとのこと。

経営者が、オフィスに戻ってくるようメッセージを発信したり、職場環境を再整備したりしつつ、ハードワークする社員を厚遇するなど、柔軟織り交ぜた施策を示しているようです。

Googleでさえ、最高人事責任者が「直接集まることに代わるものはない。一部の従業員に対して完全なリモートワークを認めてきたが、例外的に認められるもの」という認識。出社機会を増やすように呼びかけたことが話題になりましたが、米国企業として特殊な施策ではないようです。


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