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正しい写真を撮る

写真に正解はない、という言い方があります。
それが真理であるなら一方では目的や用途などによってやはり写真に正解はある、というのも真理でしょう。

私はシリアスに写真について考察する話をSNSにはあまり投稿しません。写真とは気楽に関わっていたいのです。写真と向き合うときにひたすらハードルを下げておきたいんです。精根尽き果ててすっかり弱々しくなって死ぬ間際までシャッターを押していたいからです。

単純な話、写真はいかに自分の日常やスタイルにデザインするかが大切だと思っていて、好きな人、好きなファッション、行きたい場所、食べたい料理などなど、そのとき会いたいものに会うためのパスポートのようなものなのです。

だからこそ自分にとって正しい写真を撮りたいと思っています。

写真に正解はないかもしれませんが少なくとも自分自身に対する正解というのはあるんじゃないでしょうか。そこはごまかしたくないのです。

そこでは、誰に求められなくてもいいし評価されなくてもいいのです。ただただ、私はこういう写真が撮りたいのだという確信に基づく写真です。私の場合でいえば自己表現や欲求とはほぼ無関係にカメラの前で起きていることを撮りたいのです。

それが私にとっては「その人がそこにいる、ということを撮りたい」ということの意味であって写真のすべてなのです。それを続けられる人と出会いたいです。そんなあなたをぜひ撮らせてください。

きたいあや(希代彩)

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