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キンコン西野は絵本を軸に世界一のエンタメをつくることができるのか?

お笑い芸人をやったり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりと、メディアへの露出がほとんどないくせに何かと世間を騒がしがちなキングコング西野さん。

12月には、自身最大といっても過言じゃない挑戦でもある映画『えんとつ町のプペル』の公開も控え、まだまだ目が離せなさそうです。

オンラインサロンに入って毎日の記事投稿を見てるだけでもワクワクしますし、自分の仕事や人間関係の改善にもとても役に立つなと感じています。


さて西野さんといえば、「世界一のエンタメをつくる」というビジョンを掲げて、日々日々おもしろいことを世の中に打ち出しています。

それがお笑いであり、個展であり、美術館であり、映画であり、そして絵本であるのです。

最近では自分のSNSアカウント名を「西野えほん」とするくらい、キンコン西野=絵本という図式が成り立ちつつあります。

西野えほん

(翻訳が容易なので)国籍を問わないこと、毎年世界中で多くの子どもが生まれること、旧作が長年売れ続ける市場であること、諸々考えた結果、絵本を戦いの舞台に選んだセンスには脱帽しかありません。

これからも僕の、いや僕たちの想像を上回る結果を出し続けてくれること間違いないでしょう。

目標は100万部突破!『絵本えんとつ町のプペル』

西野さんの絵本は、これまで何冊も出版されていて、どの作品も軒並み大ヒットを生み出しています。

5,000部売れればヒットといわれる絵本業界では異例の万単位の部数で売れまくっています。

代表作は映画化も決まっている『えんとつ町のプペル』。
40万部を超えるけた外れの結果をたたき出しています。

ちなみに絵本はすべて同じ世界観の中で繰り広げられているらしく、映画によってすべての伏線が回収されるとかされないとか。(どっちやねん!)

映画大ヒットに向けて、現在目下さまざまなプロジェクトを走らせまくってますが、その詳細はオンラインサロンにて。


映画のヒットはもちろんなのですが、世界をとっていこうとするのであれば絵本の売上も世界レベルになっていく必要があります。

単に絵本作家として食っていくだけでよければ、すでに達成はしているでしょう。

しかし、世界一のエンタメという観点で見ると40万部程度ではお話になりません。(すみません、あえてこういう言い方をさせていただきます)

西野さん本人も、40万部は通過点程度にしか思っていないでしょうし、100万部を直近の目標に動いているようです。

驚愕!名作絵本たちの売上部数は100万部どころじゃない!

100万部を目標にしている『えんとつ町のプペル』ですが、世界をとっていくうえで”100万部”という数字は妥当なのでしょうか。

すごい数字なのはわかりますが、世界をとるという意味では足りるのか足りないのか絶妙な数字ではあります。

妥当性を見てみるために、名作といわれている絵本がどの程度売れているのかを参考までに調べてみました。

まずはライバルたちの数字を把握してみよう!ってことですね。

それではさっそくいってみましょう。
じゃん!!

1位 いないないばぁ(1967年) 469万部

2位 ぐりとぐら(1967年) 430万部

3位 はらぺこあおむし(1976年) 323万部

4位 てぶくろ(1965年) 281万部

5位 ぐりとぐらのおきゃくさま(1967年) 254万部

6位 おおきなかぶ(1966年) 250万部
7位 しろいうさぎとくろいうさぎ(1965年) 240万部
8位 三びきのやぎとがらがらどん(1965年) 234万部
9位 ねないこだれだ(1969年) 230万部
10位 ノンタンのブランコのせて(1976年) 228万部

参照記事URL:https://nendai-ryuukou.com/article/072.html

10位でも228万部、1位の『いないないばぁ』に関しては469万部というとんでもない数字が出てきました。

正直僕は絵本をなめてました。
こんなに売れてるんですね。

1960年代70年代に発売した絵本ばかりなので、発売からは年月が50~60年ほど経ってはいます。

ここまでの部数になるのに長年かかっているとはいえ、単純に経過年数で割り算してみても年間数万部単位で売れ続けているということになります。


西野さん!!

敵は強い!!
強すぎますよ!!!

『えんとつ町のプペル』が100万部到達するのは12年後?!

絵本『えんとつ町のプペル』の売上部数は、初版で3万部です。

2019年12月時点で42万部まで数字をあげ、映画公開を機にこれからさらに飛躍していくことが予想されます。

新作絵本の販売も続くので、新作が売れるたびに相乗効果で売上が上がることも予想できます。

という見立てはありますが、一旦今後の見込みは無しにして、ここまでの売上部数推移から今後を予想してみることにしました。

2016年10月に発売されてから現在までを振り返って、調べて分かった途中経過の部数をグラフにしてみました。

途中調べても分からない期間は間をいい感じで埋めてます。

プペル売上推移

発売から約3年半経過して、発売開始当初からすると売上推移は緩やかなカーブを描くようになっているのがわかります。

毎月どの程度売れているのかがわかりにくいですが、推移から予想するに現在でも毎月3,000部~4,000部ほどは売れているようです。

繰り返しになりますが5,000部でヒットの絵本業界においてはとんでもない数字です。

今後も安定して毎月4,000部売れていくと仮定して、100万部突破はいつになるのかも試算してみました。

プペル売上推移予想

このままの推移でいくと、2032年1月頃に100万部達成を迎えます。
2020年現在から12年後ということになります。

発売開始からで計算すると約15年で100万部突破ということで、実にとんでもない売上スピードです。

キンコン西野は世界をとれない?!!

現時点の見込みでは、15年で100万部達成という数字はわかりました。

このまま売上部数が定期的に積み重なっていくと考えると、歴代絵本売上部数ランキングトップ3を狙える400万部達成には15年×4=60年かかります。

60年ずっと売れ続けたと仮定しての400万部は、西野さんにとって満足のいく数字といえるでしょうか。

いやいや、満足ではないでしょう。

翻訳可能にして海外を相手に売るから大丈夫?
映画化によって絵本の売上も上がるから大丈夫?
〇〇という施策を打つから大丈夫?

当たり前ですけど、ディズニーも、名作絵本たちも、その他ライバルとなりうる各種エンタメも進化を続けます。

西野さんの手掛けるエンタメだけが爆速で進化して、その他がずっと停滞していれば可能性はあるものの、停滞を計画に見込むのはなんだか違う気もします。

打倒ディズニー、打倒世界にはまだまだ時間がかかりそう、いやどちらかというと無理寄りに傾いてるというのが現時点の正直なところなのかもしれません。

くれぐれも言っておきますが、僕はキンコン西野さん大好きですし応援したい気持ちしかありません。

客観的にデータを見るとそう捉えられるというお話ですのであしからず。

まとめ

今回は、キンコン西野さんが世界一のエンタメをつくりだすことができるのかを数字から計ってみました。

絵本だけがすべてではないし、今後の成長も加味できたりするので、だいぶ乱暴な予想であることはご了承ください。

しかしながら、世界の壁はまだまだ分厚いぜ、というのは間違いないと思っています。

だからこそ倒し甲斐があるし、目指している西野さんを見ている僕たちも心躍ります。

そんな世界を目指す西野さんのオンラインサロンも42,000人を越えました。

10,000人くらいのときに僕が入会したのですが、そこから爆発的な勢いでサロンメンバーが増えています。

オンラインサロン内では、今まさにリアルタイムで取り組んでいる最新ビジネスやエンタメ最前線が、西野さんの天才的な文章によってわかりやすく繰り広げられています。

本当に世界一のエンタメをつくりだせるのかどうかの最新情報はこちらまで。

それでは!!


100円とかでもいいのでよろしければサポートお願いします! 僕の記事作成意欲がとっっっっても湧きます(笑)