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【413日目:毎日ご質問回答】私は人が必ずもっている偏見を出来るだけ排除したいです。どうしたらいい?

ご質問、ありがとうございます。

同意します。私はご質問者と同じように偏見を持っていると自覚しています。自覚とは自分を客観的にみていてメタ認知の第一歩です。つまり、自覚とは「自分に偏見を排除することはできるのか?」という自己空間のみから、「偏見を持っている自覚はある。どうやったら排除できるか?」と外部空間に認知が向き始めるベクトルの始点となります。

その上で、最近深めている心理学寄りの福祉学の分野の自己学習でとっても感動したアメリカのケースワーカーで社会福祉学者のフェリックス・バイスティックさんが1957年に著書『ケースワークの原則』で残したケースワークの7原則をご紹介します。今では福祉分野はもとより人間に接する際の7大原則として各分野で使われています。人と接する際に出来るだけ偏見を持たずに接したいと考えるあなたにピッタリな内容だと思ったので、広く人に対する接し方と広く解釈を拡げて、私なりの言葉で共有します。

原則1.個別化:人間には一人一人個別の歩んできた道のりがあります。だから抱えている悩みや問題が一見同じように見えても全く同じことはないという考え方。同じではないので、誰かと比較したり、決めつけたり、ひとくくりにして同じように扱う必要がない。

原則2.受容:人間には一人一人個別の歩んできた道のりがあります。自分の価値観と違うのは当たり前。そのまま受け入れる態度。その上で、相手の態度を受け入れ、どうしてそういう考え、ふるまい、態度に至ったか思いをはせる。

原則3.意図的な感情表出:人間は思っていることを態度で示したり、言語化すると自分の内的、外的状況を俯瞰して見れる。感情を表に出さない、出せない方に対して意図的な感情を表出させる態度を取ること。ミラーリング効果か。

原則4.統制された情緒的関与:対話している相手の感情に飲み込まれないようにすること。受け入れることと感情に飲み込まれることは違う。自己コントロールをもって、相手に関与していく。ライフガードのまず自分の命を確保する行動ができて、相手を助けられる原則と抽象化すると同じ。

原則5.非審判的態度:相手の態度や行動に対して、審判する必要なし。対話相手にはあくまで補助線を引くことはできても、問題や課題にチャレンジして自分なりに解決に導けるのは当事者のみ。対話相手を信頼するという事。

原則6.利用者の自己決定:あくまで、自らの行動を決定するのはその人自身。今後同様の状況、課題、問題に巻き込まれたときに周りの助けを借り、自力で解決する成長を信じる。一方的な命令は自らの頭を使い解決する力を奪うため否定される。

原則7.秘密保持:対話相手の個人的情報・プライバシーは保持する。他言しない。だからこそ、信頼関係が成熟する。

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