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「他人が羨ましい」という感情が完全に消え去って生きるのが500倍ラクになった話

誰しも持っている感情だと思うのですが「他の人が無性に羨ましくなってしまう瞬間」ってありますよね。私も「あの子は足が細くていいなぁ」とか「働きやすそうなお仕事でいいなぁ」とかほんの些細なことで、羨ましさや嫉妬を頂いてしまうことが時々ありました。

実は心理学の世界では「他人と比べる」という行為は自己肯定感を下げ、メンタル的にもよくないことを引き起こすと言われていて、嫉妬したり羨ましいと思うことは出来る限り避けた方がいいとされています。(というより絶対NGな行為)特にSNSがある現代では、他人のプライベートに接しやすく「羨ましい・ずるい」というマイナスな感情が起きやすいので、いかにコントロールするかが大事になってきます。

私はこういった感情が一切なくなってからは、自信がついたり、新しい人との出会いがより楽しみになったり、ストレスが減ったりといいことがたくさんありました。
他人と比べて落ち込むこともなければ、嫉妬を抱いている自分に嫌悪することもない、他人の幸せをありのまま受け入れられて自分だけの幸せを噛みしめることでこんなにも生きやすくなるのか…と感動したので、今日は私が実践した方法をご紹介します。

よくある方法は全く効果がなかった

効果的とされている方法を色々試したのですが、最初はあまり上手くいきませんでした。代表的なものは

・周りを気にするな、自分は自分
・自分にとっての幸せの定義をよく考えるようにする

というもの。気にするなと言われても気になるし、いくら自分にとっての幸せの定義が明確にあったとしても、「めちゃくちゃお金持ちで美人で優しくて完璧な人」が現れたら「そっちの方が幸せやんけ!」と羨ましく思ってしまう…幸せの定義を考えるだけで自分の感情をコントロールするのはなかなか難しかったです。

それでは効果があった方法をご紹介…

他人が羨ましいという感情を完全に消し去ることができた2つの方法

その1、羨ましいという感情は「いい部分だけを欲しがっている」

「お金があって羨ましい」
「美人でいいな」
「有名でちやほやされてずるい」

こういった気持ちはいい部分にだけ目を向けて「羨ましい=自分も欲しい」と思っている状態であることに気がつきました。お金・美貌・地位…こんな魅力的なものが並べば羨ましくなるのも当然で、色んな魅力に対して「あれもいいな、これもいいな」とまるでデパートのように目移りしながら、嫉妬や羨ましさが湧き出ているのです。

ただ、物事には表と裏、光と陰があり、何の代償もなく全てを手に入れられることはほとんどありません。


少し例をご紹介すると、

私の知り合いで「お金持ちの家に生まれた子供」がいます。

週末の食事はフレンチ高級寿司ブランド物の服を着て、ディズニーランドに行く時は必ずミラコスタの最高級の部屋で宿泊、将来働かなくても暮らせる、欲しいものは何でも手に入る生活でした。

ここまで聞くとめっちゃくちゃ羨ましくないですか??
(前までの私だったら嫉妬でおかしくなりそう笑)

ただ数年後に話を聞くと、お金目当てで寄ってくる悪い友達がいたり、勉強や就職にやる気が出せず、周りともだんだん価値観が合わなくなり、人を信頼できず引きこもりがちになっていきました。

ここまで聞くと「お金があって羨ましい!」という感情が少し薄くなると思います。

もちろんお金持ちの子供がみんなこうなるわけでは決してないですが、裕福な生活の裏にはこういったリスクがあったり、結果的に苦しさや孤独を味わったりすることもあるなど、魅力的に思える「お金」にも光と陰があると思っています。

実は私も久々に学生時代の友達に会うと、羨ましい・いいなと言われることがあります。

・自分の好きなことを仕事にして
・好きな時間に好きな場所で働けて
・嫌な上司や人間関係のトラブルもなく
・自分のお給料も自分で設定できる

ここだけ切り取ると確かに魅力的かもしれませんが、これにも光と陰があると思っています。

・旅行に行く時は必ずパソコンを持参
・遊んでる時でも仕事の電話がかかる
・新婚旅行でも時差を計算しながらメールやお客様対応
・売上が下がれば収入はゼロ、毎日そのプレッシャーと戦い続ける
・周りが遊んでる20代もずっと仕事、ドラマも見てる時間なかった

自分ではこの裏側をよく知っているので「けっこう大変なこともあるよ」と笑って過ごすのですが、他人を羨ましいと思う瞬間に裏側や陰の部分は見過ごしてしまいがちです。逆にこの裏側の部分に目を向けると「意外と大変かも、そんなに魅力でもないかも」と羨ましい感情を落ち着かせることができます。

ちなみに、オリンピック選手が金メダルをとっても「すごいなー」と思うだけで「ずるい」「羨ましい」と感じる方は少ないと思います。これは、「金メダル=努力が必要」と裏側の部分を無意識に考えているからではないでしょうか。

その2、自分の全てを失っても「その人になりたい」と思えるか

すごく極端な話ですが、羨ましいと思った時に「その人になりたいか」と考えると「どうでもいいや」と思えるようになることがよくあります。

例えば、私が石原さとみに「羨ましい」と感じたとします。
美人でスタイルもよくて、異性からも人気でCMに出ててお金もたくさんあって…朝起きて石原さとみになってたらどんなにいいだろうか。

羨ましい感情が高まったところで「自分の人生の全てを失っても石原さとみになりたいのか」と考えます。今まで出会った友人や家族、ペット、そしてその思い出。お気に入りの服や趣味、自分の顔や体、健康。全部失って石原さとみになることを考えると「失うのはちょっと惜しい」というものが芽生えてきます。

ほんの些細なことでも(私は口元のホクロや足の爪の形など)、惜しいと思い始めたら段々羨ましいという気持ちも落ち着いてきて、「自分は自分の人生を生きるか」とポジティブになっていきます。

心理学的にいうと、こうすることでやっと自分の軸となる幸せに気づきやすくなったり、自己肯定感が上がる瞬間でもあります。一瞬バカげた想像ではありますが、こういった思考を繰り返していると、他人を羨ましく思うことが少なくなり、もしそういった感情になったとしてもすぐに消し去ることができるようになります。

現代では幸せの基準も人それぞれで、色々な魅力に溢れているため気持ちが落ち着かなくなることもありますが、ぜひこの2つを実践してみてください!最後に、嫉妬したり他人と比べてしまう人ほど実は「負けず嫌い」な人が多いと私は思います。裏を返せば「勝てそうなのに勝てない」時こそ心がモヤモヤするのではないでしょうか…そうであれば自分の努力次第でその人を超えることも難しくありません。嫉妬やマイナスな感情を武器にして努力の糧にすることでさらに自己実現が高まり、周りが気にならなくなってきます。モヤモヤを武器にできると最高ですね!






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