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クラフトビールビジネスのセカンドキャリアとサイドビジネスについて討論する

今日はもう桜満開ですかね?
暖かくなってきました
ここから毎週イベントシーズン、
今週末のゆるランも雨予報でしたがなんとか天気はもってくれそうです。

さて、
先日は大阪ブルワーズアソシエーション(OBA)
総会を久しぶりにやりました。
総会と言っていいのかどうかわからんくらいの内容でしたが。
目的は顔合わせ。
2021年に17社でスタートしたOBAが、
2024年3月で33社に倍増したため大半の方は初めまして。
むしろ既存ブルワリーの先輩ブルワーさんたちの参加が
少なくなってきましたね。
ちょっとした議題を話して、それぞれ自己紹介してもらって、
持ち寄ったボトルビールをみんなで飲んでワイワイできました。
ご参加下さった皆様ありがとうございました。


酔い録り相互インタビュー

総会が終わって酔っぱらってきたころに音声配信の収録を受けまして。
何度も同じ話をし続けております。志方さん、ガッキーさんすいません。

何回同じこと言うねん!笑
ガッキーさんのインタビューということで、
私のstand.FMで逆インタビューの収録を実はしました。

ガッキーさんは、関西の某ブルワリーのスタートアップで営業販売の責任者をされてたがっつりクラフトビールビジネスのプレーヤー。
だったけど今は退職されて全然別の仕事に転職された。
その辺の話をなんか突っ込んで聞いたんですけど、
色々面白かったのでnoteにしたいと思います。

クラフトビールビジネスから足を洗う人たち

足を洗うという言い方がいい意味なのか悪い意味なのかはさておき。
クラフトビールを作る、売るという仕事に従事してた人が
ある日辞めてしまうわけですが、
全然違う業界に転職してしまうと、
クラフトビールに関わっていたキャリアがほとんど全くゼロ
なってしまうのが今のクラフトビール業界。
同業他社に転職するパターンもありますし、
さすらいのブルワーみたいな人も結構いるんですが、
辞める人の大半はクラフトビールビジネスから足を洗って、
ただの飲み手、一ファンに戻ってしまうんですね。
これがほんとにもったいないなぁ、
業界の価値がなかなか上がらないなぁと思うわけです。

これには理由があると思ってます。
クラフトビールのビジネスって、
どこの会社に行ってもだいたい同じような業務しかないんですよね。
ビール作る、仕入れる、売る、飲む、営業する、
まぁだいたいそんな感じです。
別の会社に行っても、働き方がほとんど変わらないような気がします。
(条件や環境の良し悪しは多少あるかもしれませんが)

クラフトビールビジネスは好きでやりたいけど、
どうしても働き方が合わないなぁ、しんどいなぁ、
ってなったときに、関りしろというか、
のりしろみたいなやり方で出来るビジネスモデルがあまりない。
辞める理由は様々だとは思いますが、
結果的に、他業種のビジネスに流出しちゃうんだろうなと思います。

セカンドキャリアで関われるクラフトビールビジネスを創る

ガッキーさんとのお話では、
クラフトビールのブルワリービジネスからは離れちゃったけど、
その経験を活かして本業の空いた時間に出来る
クラフトビールビジネスを模索しているとのこと。
SNSやプロモーションのコンサルなんかして、
ニッチな需要に応えてくれようとしてくれてました。
こういう働き方、関わり方がもっともっと増えていかないと
クラフトビールビジネスがなかなか広がっていかないよなぁと。

例えば飲食に置き換えて考えてみます。

料理人や店舗マネージャーとかのプレーヤーやってた人が転職で、
グルメサイトの営業やってたり、
食品卸のサプライヤー側になってたり、
メニューデザインのコンサル、専門学校や大学の講師になってたりする。
アプリ開発とか調理機械の開発とかやる人もいると思います。
代替肉のスタートアップベンチャーとかもいるなぁと。

日本のクラフトビールビジネスはまだまだ30年の未成熟な業界なので、
サイドビジネスもセカンドキャリアもほとんどないと思います。
原料サプライヤーの商社に転職したとか、
設備メーカーの営業になったとかそれくらいしか聞きません。

そろそろブルワー育成の教育機関とか、
人材派遣や求人斡旋などのビジネスがあってもいいなと思います。

今までは事業者数が少ないから、
サイドビジネスも成り立たなかったんだろうなと。
事業者数も増えてきて、
ここから新たなサイドビジネスが生まれてくれば、
クラフトビールビジネスから足を洗わずに済む人が増えて、
サイドビジネスやセカンドキャリアで関係人口がもっともっと増えるはず。

ガッキーさんも配信で話してくれてますが、
ブルワーが得意なことに集中できるように、
サイドビジネスで関わってくれる人と一緒に
ビジネスを広げていくのが理想です。
ただでさえ人手不足なわけですから、
業界に携わっていた貴重な人材が
足を洗わなくても済むような仕掛け
も考えていきたいと思います。

ガッキーさん良いきっかけを下さってありがとうございました!

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