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カクコツ 原稿を書く③| 書く時間を創り出すために、わたしが実践している時間術とは

皆さんは、いつ原稿を書いていますか? 時間を決めて書いていますか? わたしは可能な限り書く時間を決めて、最後まで一気に書き上げるようにしています。そこでキモになるのは「時間泥棒」を排除すること。この泥棒がやっかいなのは、大悪党ではなくコソ泥なこと。あなたの時間泥棒は何ですか?

体力と集中力がある朝に書きたい

書く仕事をしているというと、
「夜遅くてたいへんでしょう?」と
いわれたりしませんか?
テレワーク中心の働き方改革のいまでも。

わたしは編プロにいたころから朝型です。
できる限り朝から午前中にかけて、
書く仕事をするようにしていました。
理由はシンプル。
朝の方が体力と集中力があるからです。

ほかの仕事はせずに一気に進める

とくに大事にしている時間帯は、
一般の企業が始業する前。
具体的には5時から9時までが
原稿書きのゴールデンタイム
です。
書くべき原稿のボリュームによりますが、
4時間あれば何とかひと山を
超えることができますから。

ライターの皆さんはご存知の通り、
書く作業は思ったより集中力が必要です。
できれば、その時間帯は
他の仕事をしないで原稿を書きたい。
その間に一気に書き進めることで、
書くスピードが格段に上がります。

始業前には「時間泥棒」が少ない

効率よく書くためには、
集中できるまとまった時間が必要なわけです。
だから始業前の時間が大事。
同じ4時間でも、
始業前の5時から9時と、
午後の13時から17時では
書くことができる“濃度”が違います

始業前には「時間泥棒」が少ないからです。

以前の主な時間泥棒は電話でした。
電話はこちらの状況を問わずにかかってきて、
話すまでは内容の重要性がわかりません。
電話を取るたびに
仕事が止まり、原稿も止まる。
取った電話が呑気な
“ご様子うかがい”だったりすると、
本当にイラッとしたものです。

メール確認と返信は執筆後に

最近はほとんどメールになったので、
そんなことはずいぶん減りました。
その代わり、メールの確認と返信が
大きな時間泥棒になっています。
夜中も早朝も飛んでくることがあるので
電話より始末が悪いかも。

メールを読むと気になってしまうので、
あえて読まないようにすることも
あります。
急ぎで返信しなければならないメールがある?
朝5時から9時まで書くようにすれば、
9時になってメールを確認・返信しても
そう遅くはないはずです。

そもそも夜中に送ってきたメールを
すぐに返信しても、
具体的な対応ができるのは次の日の朝。
朝9時に返信しても、そう違いはないでしょう。

時間泥棒はtodoリストで指名手配!

始業前を軸として、まとまった時間を
つくるのがわたしの書き方。
しかし、まとまった時間ができても、
ほかに気になることがあると、
書くことに集中できない性分です。

では、どうするのか。
「さあ書くぞ」という前に
スケジュールノートを開いて
今日のtodoリストをつくります。

わたしが使っている
スケジュールノートはこちらで紹介しています。

「請求書を出す」「○○と○○に電話」
「△△を買う」などカンタンな箇条書きで十分。
大きな仕事は覚えているので、
気になっている小さなtodoを
書き出すのがポイントです。
時間泥棒のコソ泥をtodoリストで
指名手配しておくという感じです。

todoリストはプライベートも含める

小さなtodoは「いま必ず」という
重大タスクが少ないぶん、
逆にずっと気になるもの。
だからこそ、まとめて一気に
消化するようにしています。
その意味でもtodoリストは、
仕事だけでなくプライベートの
タスクも書き出すとよいかもしれません。

朝9時になって原稿書きの
ゴールデンタイムが終わったら、
todoリストを機械的に消化していきます。
未消化で残ったtodoがあるときは、
翌日のリストに
記入しておきます。

いま気になっている時間泥棒は…

効率よく書くための、
わたしなりの時間術をまとめると、

・自分の時間泥棒を知る
・時間泥棒を排除する
・まとまった時間をつくる
・コソ泥(todo)をリスト化する
・一気に書く
・todoを機械的に消化する

というところでしょうか。
まあ、昔からよくある時間術ですが
いまでも役立っています。

ちなみに、
いまわたしが気になっている時間泥棒は
草野球チームの納会の日時と会場
キャプテンから「進めてくださいね」と
お願いされてから、もう1週間。
「調整さん」あたりを設定しなければ…


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