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初note 保険業界と人生の話

■note始めました。

必要に迫られたことが理由です。ファイナンシャル・ジャパン(以下FJ)創業者の小坂さん(※個人の思考整理が主なので、社内の人も“さん付け”でいきます)が先週、有志で集まったFJ社員向けにプレゼンをしてくれました。その内容がとても印象的で、その資料をおねだりしたところ、「感想文をnoteで発信する」という条件つきでいただくことができました。内容の転載やシェアはできませんが、感想文というか感じたことを徒然なるままに書いてみようかと思います。

■家族の在り方が変われば保険もかわるという話

核家族という言葉は僕も小学生のころ(もう20年前か)に習いましたが、生涯独身という考えはそこまで多くなかったのではないかと思います。
「社会構造が変化して子供は生産財から消費財に変化してきた」という趣旨のnote(https://note.com/matsuhiro/n/n21917e2b3d19)を先日読みましたが、とても納得感がありました。実際問題、子供がいなくても生きていけます。僕は娘のおかげで日々笑顔になれているし、大好きです。念のために。最近「ママ好き~。パパは好きじゃない~。」と言われてへこんでいますが。
娘の話は置いておいて、お父さんお母さんと子供が2人という、いわゆるモデルケースのような世帯はどんどん減っていて、保険屋さんがよく話す家族愛・人間愛が通じない人も増えてきています。そんな時代の流れに合わせて第三分野、つまり家族のためではなく自分が使うための保険商品がたくさん開発されているのが最近のトレンドです。

■手数料が減少する話

これは間違いなく進みます。明らかに初年度にもらいすぎです。YouTubeやTwitterで、「金融商品を販売する連中は手数料ハンターだから気をつけろ!」みたいなことを言っている人がいますが、安心してください。時間の問題で下がりますから。冷静に考えてみると、顧客が便益をもっと感じていればこういった話題にはならないと思いますが、保険にしても証券にしても、購入してすぐに何かが変化するわけではないので、商品の特性上致し方ない部分もありますよね。手数料率の高い商品を優先的に販売する募集人は、そもそも問題外ですし、この率自体も減っていきます。加えて、顧客のリテラシーが高くなり、老後の資産作りは保険以外でするのが効率的と考える方も増えています。僕自身も(一部のケースや商品を除き)積立の保険はほとんどオススメしていません。そうなると、お客様一人当たりの保険料が下がり、必然的に「保険料×〇%」で決まる募集人の手数料も下がっていきます。

■多様なプレイヤー参入の話

競合は同業界だけではないという類の話は、保険業界に限らずよく耳にします。分かりやすい例でいうと、可処分時間の取り合いでしょうか。他のTV局より面白い番組を作ろうと競っていたら、ネットフリックスやアマゾンプライムに可処分時間を奪われていたとか。最近では観覧車の中でカラオケができる(したいかは別として)遊園地もあるそうな。まさに業界を超えた可処分時間の取り合いです。
となると、「発生確率は低い一方で、いざ発生した時の大きな経済的損失を補填する」という保険の役割を、保険会社が販売する保険商品以外が担ってもよいわけです。最近、これも必要に迫られて自転車のシェアサービス(https://docomo-cycle.jp/)を使い始めましたが、これがとても便利。僕の生活の質は向上しました。このサービスもdocomoが手掛けています。自転車メーカーの売上がdocomoによって減っていく未来を想定していた人は、ほぼいないのではないでしょうか。
“この会社”が保険業に参入して来たら、一瞬で潮目が変わるな~という企業はいくつもあります。生き延びるのは強いものではなく環境に適応するもの、という原理原則に乗っ取って、自分の役回りを考えていきたいと思います。

■代理店のガバナンスの話

僕がジブラルタを退職して、乗合代理店に移籍しようと決心した後に、FJを選んだ理由の一番がここです。今後、正しい募集活動や個人情報管理を徹底できない代理店はなくなっていきます。顧客に被害が及ぶことが目に見えているので、金融庁が推進していくでしょう。かんぽ生命の件で、“ひどい”保険の入り方をしている人が、世の中にはたくさんいることが明るみになりました。「自分のかんぽは大丈夫か見てほしい」との依頼がちらほら来ましたが、これはかんぽに限ったことではないので、自分の身は自分で守る行動が必要です。

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■FJの話

上記のガバナンスに加えて、FJの強みは3つあると考えています。一つ目がヒトの力。“良い人”しか採用しないというポリシーを創業当時から貫いており、本当に仲間想いで人当たりの良い人たちが集まっています。この研修の後の懇親会で、全国の仲間(というか諸先輩方)と杯を交わしましたが、本当に気持ちのいい人たちばかりです。(写真は二次会での一枚)二つ目が小坂さんが別法人で立ち上げたhokan(https://www.corp.hkn.jp/)。募集人が顧客に向き合う時間を最大化するために、あらゆる業務を効率化してくれるサービスです。テクノロジーの力は5Gの世界になればさらに重要になることは目に見えていて、プルデンシャルや東京海上も積極的にそういった企業に投資しています。そして三つ目が扱える商品の幅。保険以外の金融商品も取り扱い、総合金融アドバイザーとなるべく経営陣が動いてくれています。中国の平安保険はどんどん先に進んでいて、一つのモデルケースとなっています。

■小坂さん個人の話

小坂さんが何を大切にして生きているのか、どんな思いでFJや保険業界に向き合っているのか、その思考はたくさんのインプットによって作られていることも教えてくれました。これまでの内容もインパクト十分だったのですが、僕が小坂さんの話を聞いて一番の感想は「自分の人生は、当たり前のようにまだまだ続く前提で日々行動している」ということでした。ありきたりな表現ですが、もっと濃厚な日々を生きないと時間(=人生)がもったいないなと。たくさんのオススメ本を紹介してもらったので、これらをネタに定期的にnoteを発信していこうと思います。(小坂さんのスライドはご覧の通り、92枚の超大作でした)

図2

初note投稿で要領をつかめていないかもしれませんが、徒然なるままに書いてみました。気になる点やディスカッションしたい点がある人は、ぜひご連絡ください!

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