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【地政学リスク】中国国家主席は内部外部ともに追い詰められている。いよいよ動き出す気配

米軍がアフガン撤退を受けて、元気になってますね。バイデンが1000人兵士派遣するといってますが・・・・

今日は、中国を取り巻く環境の変化で、地政学リスク炸裂するかどうかのお話です。ちょっと久々に真面目なお話し。

先ずは中国内部の状況。つい最近、中国の長老たちが集まって意見交換をする北戴河会議が開催された模様です。漏れ伝わってくるのは派閥争いが相当表面化してきていること。いずれにしても中国内部も一枚岩ではないのは確かでしょう。タオバオ率いるアリババを始め、ハイテク企業への国の介入を強めています。株価も先日暴落しましたね。さらに英語教育を小学校でやめ、習近平思想を教育するという時代逆行の鎖国政策へ舵を切っているように見えます。また、人民解放軍も一枚岩ではなく、昔の軍閥へ戻るような気配もあります。習近平はこれまで腐敗防止と称し自分の派閥でない重鎮たちを次々に逮捕したりしてきました。もちろん解放軍の中でもこれまで利権を持っていた人は多数いる中で、彼にバッサリやられた軍の上層部も相当な不満が鬱積していることでしょう。軍事力を理解している解放軍幹部は欧米の南シナ海でのプレッシャーで習近平が軍を動かそうとしているのに対して、反対しているとか。そうです、旧来式の戦争をやっても、まったく歯が立たないのは一目瞭然です。だから負け戦は初めからやらない。それが軍幹部の本音ではないでしょうか。

一方で、タリバンの鎖を解き野に放った米政権。そもそもタリバンは代理戦争を欧米諸国の支援で行なっているに過ぎないわけで、タリバンは欧米諸国そのものと考えるのが妥当ですね。ということは今回の米軍撤退で何を狙っているのか。そう、中国へのプレッシャですね。もちろん米国の国力が落ち資金セーブの側面はあります。アフガニスタンの周辺国、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン共和国、パキスタンを揺さぶり、油断していれば、ウイグル自治区へのタリバン侵攻だって十分にある。焦った中国外交部は先日わざわざタリバンとの会談を持ちました。タリバンと中国が組んだのではありません。むしろその逆です。ウイグルが戦場になれば、もう中国の内部崩壊が進むのは明らか。

そして、欧米にとってのもう一つのカードが台湾。先日、この記事でも解説したので、読んでみてください。https://note.com/kojimairuka/n/n19b43ceef6c7


そして、三つ目は米中貿易戦争

上記の3つのカードを使って、2つの道を探っています。一つは中国統治のシステム(共産党独裁統治)の変更、もう一つは、欧米、とくに米国は有利な今後のお付き合いの条件を引き出すためですね。

そう、そろそろそれら中国内外のフラストレーションが形となって現れる気配があります。一旦動き始めれば、相当な混乱が生じるに違いありません。

もちろん、日本にも大きく影響が出てくるのは不可避と言えます。具体的にことが表面化、現実化したらまたnoteで解説します。


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