ちょっとならこなせてしまう〜復職は焦らないことが大事〜

休職後、一日、二日程度なら、なんとか外に出て一日過ごせるようになってきたし、気分も体調も安定してきた。もう大丈夫。会社に迷惑かけられない。早く復帰したい。「先生、復職可能の診断書お願いします」と言いに行こう。
という思いに駆られる方もいらっしゃるのではないかと思います。

ちょっとならこなせますが、それを長く続けることは、また違う難しさがあります。

私の経験をお話しします。
うつが少し回復し、中期頃、少し外に出ることができるようになったかなというくらいの頃のことです。
元同僚に半日、お茶につきあってもらいました。自分がどの程度回復しているのか、他人からはどう見えるのかを試したかったためです。結果、元同僚からは、「働いていた頃と変わらない感じですよ」と言われました。
でも、翌日以降もずっとその元気が続くことはありませんでした。

一日や二日、もしくは一週間程度なら、なんとかこなせます。
でも、それを長く続けることは、また違う難しさがあります。

復職を考える際には、家で過ごしているときに気分体調がよくなったから大丈夫とか、少しなら外に出られるから大丈夫、といった程度の回復だと、またしんどくなってしまう可能性が高いです。
#脅しではないです
#でも何度もしんどくなるのは辛いから書いています

コロナ禍で難しい部分はあるかもしれませんが、しっかり外に出て、図書館や公共施設などで一日自習する、もしくはリワークに通うなどして、ある程度の負荷に耐えられるかどうかを試してみることをおすすめします。
一日、外に出て買い物ができたとかではなく、できるだけリアルに。例えばデスクワークの方なら一日模擬デスクワークができる日を続けられるとか、立ち仕事の方なら一日中立って何かしていられるかとか。あとは、可能であれば人と交流する機会を作ることをおすすめします。
#一人だけで仕事をすることは少ないと思うので
#人とのやりとりってかなり疲れます

ちなみに、私も主治医に無理を行って復職可能の診断書を書いてもらい、人事と面談したことがあります。結果は、人事との面談の際にプレッシャーを感じてとても働けないと思い、休職を延長しました。
#人事からはいい加減な判断をする医者は信用できないと言われた
#悪いのは私です
#そのショックから立ち直るのに時間を要した
#結局遠回り

みなさまのうつが少しでもよくなりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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