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技術記事を投稿してみたいけどネタがない人のハードルが下がる話

はじめに

ITエンジニアは、成長するために、学んだことをアウトプットすることが推奨されています。
そのアウトプットの代表例は、技術記事投稿だと思います。

私の会社では、技術記事投稿に対して興味がある人は多いのですが
「書きたいと思うことと同じ内容の記事がすでに世の中にあるので、書くネタがない」
という人がたくさんいました(技術記事を書いたことのない若手20人くらいに聞いたところ、ほぼ全員がそんな感じでした)。

今回は、その際に私がその20人に説明して
「それを知って投稿のハードルが下がった」
と言われた内容を紹介します。
(実際、その後「初めての技術記事投稿」をしてくれた人が何人もいました)

技術記事を投稿してみたいけどネタがない人の参考になれば幸いです。

どんな記事でも価値がある

世の中にすでにある記事と重複する内容の技術記事にも価値はあると思います。

私のチームの後輩T君は、私と同じ考えに基づいて技術記事を投稿しています。T君がC#初心者の時に投稿した以下の内容は、その良い例です。

技術記事の例

上記の記事は「C#の型スイッチ」という機能を説明した記事であり、同じ内容を扱った記事は、世の中にすでに存在します(例えばこちら)。
でも、彼が技術記事を書く主目的は「自分の成長」なので、これでいいと思います。
自分のためになれば、それだけでも価値があります。

そして、この記事は、他の人への価値もあります。
この記事は「初心者の視点から見た記事」になります。
これはとても重要です。
記事内に書かれている「この機能は地味だけど便利」という視点が、同じ初心者にとって価値があるかもしれません。

そもそも人により前提知識が異なるため、同じ記事でも
「分かりやすい」「良い知見を得た」と思う人と
「分かりにくい」「得る知見は無かった」と思う人がいます。

だから、同じ技術を扱った記事でも、それが色んな視点で複数あった方が、より多くの人がその技術についての知見が得られると思います。
つまり、自分なりの視点で書いた記事なら、どんな記事も世の中に貢献していると思います。

ちなみに、(自分の中で)価値の低い記事が増えることで、(自分の中で)有用な記事の検索性が下がることにネガティブなことを言う人も世の中にはいますが、それは気にしなくて大丈夫です。

「多くの情報から自分に適切な情報を探す」のは探す方の責任という意見が多いですし、自分なりの視点で一生懸命に書いた記事を非難する人は、ほぼいないと思います。

まとめ

自分なりの視点で書いた記事であれば、すでに存在する内容と重複しても価値があると思います。
だから、とにかく自分のために投稿すれば良いと思います。それが結果的に他人に貢献することにも繋がると思います。

ちなみに、技術系イベントでの発表も同じようなことが言えると思います。
技術系イベントの発表に興味があって、まだ発表したことがない人は、以下の記事を参照いただければ幸いです。
LT初心者向けコミュニティを立ち上げたので、LTの準備方法とテンプレートを紹介

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