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アドラー「親と子は対等」?親は子どもより先に生まれただけ

「親と子は対等」

アドラー心理学にはこういう言葉があります。

日常生活では親はつい、上の立場から判断して接してしまいがちです。
そんな時は、子どもは年の離れた兄弟だと思って、行動してみましょう。


「親と子は対等」実践はなかなか難しい


子どもの権利を尊重して、対等な立場を心がけよう。

そう思っていても、日常の感情の中で、つい上の立場から判断して立ち振る舞ってしまう事もあるでしょう。

忙しい時間、泣き止まないわが子にそうぐうすると、しばし対等意識を忘れてしまいます。

そんな時子どもに対してあなたは、裁量権を持たない、めちゃめちゃ冷静で理解ある年の離れた兄弟だと思って接すればいいのです。


(例)子どもがご飯を残した

上の立場目線

「せっかく頑張って作ったのに。ご飯全部食べないと遊べないよ」

兄弟目線
「ご飯全部食べたほうが大きくなれるよ」


(例)子どもが片付けない

上の立場目線
「毎回お片付けしないなんて、ダメな子だよ。」

兄弟目線
「片付けた方が気持ちよくない?」


どうでしょう。

兄弟目線に裁量権はありません。
権力や力を振りかざし罰することはできないのです。


親と子どもに優劣はありません


親は子どもよりも、ただ先に生まれているだけです。
先に生まれてきたほうが、やり方や物事の良しあしを教えているだけなのです。

親と子どもは
力の強さが違うだけ。
経験値が違うだけ。
生きてきた年月が違うだけです。

子どもの能力が低い訳でもなく成長段階にあるだけなんですよね。

子どもを叱るとかほめるという発想自体が違っていて、共に試行錯誤しながら成長していけばいいのです。

わからなかったら一緒に考えて、
不安だったら一緒に迷って、
イライラしていたらそれを伝えて、
親もずるしたかったら、それを見せればいいのです。

もっと子どもに
「ありがとう」も
「ごめんね」も
「嬉しい」も
伝えていいのです。

兄弟だったらそうしますよね。


それでもめげずに日々反省&改善


時間がない時は、力で自分の意向に従わせたほうが楽です。
実際の子育ての状況では、とっさに上から目線になることもあるでしょう。

それでも兄弟目線で日々反省&改善を心がけることが大切です。

子どもが
イヤイヤ期で自己主張を始める時、
口達者に反抗する時、
自ら挑戦を選ぶ時、
子供を尊重してどっしり構えられる、心の練習をしていきましょう。

子どもを受け入れるためには、親自身も自分をまるごと受け入れ認める必要があります。

子どもに押し付けない練習。

子どもを審判しない練習。

子どもを罰さない練習練習。

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