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最近の記事

『学ぶことの楽しさ その2』

◎行間を読む力 ◎日本人は人生観を働くことに反映させる... 【行間を読む力】 「行間を読む力」とは、文章と文章の間に潜む著者の意図を読み取る事です。実は、リアルタイムや近未来で起きる出来事にも応用が効きます。 「好奇心」の成せる業なのでしょうか? 即ち、出来事と出来事の間に潜む"何か"を推測する訓練としてとても役立ちます。 数年前のこと、古事記の読書以外に或る科目の勉強に挑戦しました。結果は十分な目標を達成できずに終わりました。その理由は幾つかあった様です。 まず

    • 『「古事記」にまつわるお話 その4』

      【シラスとウシハクを結ぶもの】 『子日、民可使由之、不可使知之(論語)』(民はこれに由(ゆ)らしむべし、これを知らしむべからず...) 民に制度趣旨に従わせることは可能でも、その趣旨を理解させるのは難しい。(参照:「論語に学ぶ会」高野大造氏) 前回、日本の変革期に国体の制度設計を担った井上毅氏の逸話をご紹介致しました。ウィキペディアによると、大日本帝国憲法第一条『大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス』は、国譲り神話に登場する「シラス」と「ウシハク」の違いに着目したことに由

      • 『「古事記」にまつわるお話 その3』

        【明治維新と山鹿流奇跡の系譜】 幕末から明治維新に活躍した高杉晋作氏や伊藤博文氏など多くの人物が、吉田松陰氏に学びます。吉田松陰氏は先祖代々山鹿流師範の家柄でした。山鹿流とは山鹿素行氏に起源をもつ兵学の流派。 西暦1600年の関ヶ原の戦いより22年後、山鹿素行氏は元和八年に生まれます。その68年の人生に於いて様々な学問体系を経験します。林羅山氏より朱子学。小幡景憲氏・北条氏長氏より軍学。廣田坦斎氏から神道を学びます。 武田信玄氏の死後も、甲斐武田氏に伝わる「甲陽軍鑑」が

        • 『「古事記」にまつわるお話 その2』

          【古事記で租借を阻止した逸話】 「賠償金額は同意するが、幕府の命令での戦故、支払責任は幕府にある。」 幕末、長州藩と英仏蘭米の列強四国間に馬関戦争(1864年)が勃発しました。戦闘行為そのものでは惨憺たる結果でしたが、講和に至るまでが注目に値します。 当時、投獄中だった高杉晋作氏が急遽、交渉役として登用されます。通訳を伊藤俊輔(後の伊藤博文氏)氏が担当します。賠償請求他多くの要求を呑みますが、彦島の租借要求を見事跳ね除けます。 伊藤博文氏の述懐によると、高杉晋作氏は古

        『学ぶことの楽しさ その2』

          『「古事記」にまつわるお話』

          【本質への回帰】 たった今、大変革の真っ只中に私たちは暮らしています。その様な、世の中の劇的な変化から、嫌でも「個(私自身)」を変える。その必要性を感じています。 でも、一旦原理原則に立ち返ってから、新しい試みをすべきではないか? 世の中を見て、自らを変える。古代日本の変革期に記された歴史書を省みる。近年、そんな超個人的な主観で「古事記」を読んでいます。 自分の存在する環境の素晴らしさに付いて語ること。その由来や逸話に多く触れる機会を持つ。もしかしたら、その中に解決の糸

          『「古事記」にまつわるお話』

          『学ぶことの楽しさ』

          ◎難解な概念の数々 ◎摩訶不思議な体験を経験した頃 ◎学ぶ根本は信仰である(阿部國治氏) 【難解な概念の数々】 過日、阿部國治氏が著した「新釈古事記伝」を読破致しました。しばしば、さりげなく引用されている文言に、奥行の深さを感じたものでした。 また、難解な概念も多々存在しました。事実、初めての触れた概念の一つを理解するのに、数年も掛かった事もありました。 更に、その概念の紐解きの過程で、面白い気付きも体験。同じ事柄に対して異なる見解を持つ人物が存在したからです。 因

          『学ぶことの楽しさ』

          『シラス・ウシハク・大御宝』

          「シラス・ウシハク・大御宝」 「古事記」に触れるまで、上記三つの概念など存じ上げませんでした。民は最高権威からの預かりものであり、宝である存在。民を「大御宝」として慈しむ統治をシラスと呼ぶのだそうです。国のあり方や運営に於いて、為政者と民が力を合わせ易い。その様に考えています。主(ウシ)佩く(ハク)とは、権力者が私的に支配することを意味します。ウシハクは対義語でありながら、善悪ではなくシラスを補完する概念。非常時にトップダウンで指示命令することを示しているようです。 「皇

          『シラス・ウシハク・大御宝』

          『愛国の語源』

          飛鳥時代の兵士に大伴部博麻(おおともべのはかま)と言う人物がいました。大伴部博麻は「白村江の戦い」に参戦。天智二年(663年)、その戦は朝鮮半島を舞台での国際戦争でした。 高句麗国が唐に滅ぼされ、連合した新羅と唐は百済を滅ぼします。百済復興の為に倭国が出兵。当時、日本は倭国と呼ばれ、朝鮮半島に影響力を持っていたとされています。 兵の一員として参加した大伴部博麻は捕虜として、長安に送られてしまいます。そこで、唐が倭国侵略を企てていることを知ります。自らを奴隷として売ることで

          『愛国の語源』

          『古事記との出会い』

          https://youtu.be/1Kglijrqmqo 【クッキーモンスターが増えた!】「古事記」に興味を持ったキッカケ... 幾つかあるのですが、特に印象に残っていることをお伝えしたいと存じます。 それは普段の生活の中で気が付きました。「クッキーモンスターが増えた!」と、直感したことです。具体的な事例は差し障りがあるので控えますネ >_< 私の祖父母の世代の方々は、何事においても「周りの人の事を考えた行動」を重んじていました。 その「根っこ」ってなんだろう?

          『古事記との出会い』