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建設業のIT化について

こんにちは!BHです。暑い日が続きますが、日が暮れるのが徐々に早くなってきて、秋はそこまでやってきているのを感じます。

今回、IT化をしたい経営層の皆様に向けて建設業のIT化について書いていきます。建設業界ではない方も、もしかしたら同じような状況であればお役にたつかもしれません。

ここでは、IT化を阻むのはいったい何なのかを解き明かし、IT化をすべき理由とメリットを解説します。

目次

1.こんなことを言っていませんか?

2.建設業IT化の現状

3.建設業界がIT化すべき理由

4.建設業界がIT化するメリット

5.建設業界が工事原価管理システムを導入するメリット

6.補足・マッキンゼーのレポート


1.経営層のみなさん、こんなことを言って(思って)いませんか?

●工事のことは現場監督の頭に入っているから大丈夫

●見積書はExcelで作れるし、Excelのほうが汎用性があるからシステムは不要だね

●現場がシステム導入に反対してるんだよ

●現状困ってないからシステムは結構だよ

●工事原価管理ソフトって、高いんでしょ?

どうでしょうか?言って(思って)いませんか??一つずつ解説していきます。

●工事のことは現場監督の頭に入っているから大丈夫(^^)/

会社の利益を現場監督に任せて大丈夫ですか?建設業の経営にとって、工事の利益は最も重要な要素の一つです。それを現場監督に任せきりでいいのでしょうか?その現場監督がやめた場合、会社の経営はどうなりますか?そのうち現場監督に何も言えなくなりますよ。だってやめられたら困りますからね。

●見積書はExcelで作れるし、Excelのほうが汎用性があるからシステムは不要だね(^^♪

たしかにExcelは汎用性があって便利です。でもそのExcelを次回の工事に活用できていますか?ファイルをコピーして数字だけ変えて、見積書を提出して終わりになっていませんか?見積りを作るときに積算した原価は本当に妥当ですか?工事が終わった時、Excelファイルだけで「振り返り」ができますか?見積り時の原価計算が利益に直結しますよ。それでも大丈夫と言い切れますか?

●現場がシステム導入に反対してるんだよ(´・ω・`)

現場は新しいことを覚えるのは嫌なのです。当然反対してきます。「Excelのほうが効率がいい」とか、「このシステムは使いにくい」とか、必ず難癖をつけてきます。なぜならば、これ以上面倒くさいことはやりたくないからです。会社に利益が出ようが出まいが、自分は給料さえもらえばいいのですから。でも、経営者の皆さんは、それでいいのですか?本当に会社のことを考えているのは、経営者のあなただけなのですよ。

●現状困ってないからシステムは結構だよ"(-""-)"

たしかに現状は困っていないように思えるかもしれません。しかし、何も困っていないように見えるだけで、工事に関してなんの改善策も見いだせずにいるのではないでしょうか?「コロナ禍で不景気だから工事がなくて利益がでない」なんて言っていませんか?不景気でも利益を出している建設業は沢山あります。不景気だからこそ、無駄を省くことが必要になるのです。そして、近い将来「困った!」と思っても間に合いませんよ。

●工事原価管理ソフトって、高いんでしょ?(>_<)

見積書、実行予算書、発注書、出来高査定。支払、請求入金、財務会計計上など、会社の業務をこなすのに何人が携わっていますか?そしてその人件費は一ヶ月いくらかかっていますか?業務が効率化すれば、それだけで管理業務に携わる人件費が減らせます。併せて工事の効率化も期待できるので、一石二鳥なんですよ。それに、安価な原価管理ソフトもあります。

次回は建設業界IT化の現状についてです。

BH

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