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こちらの話に興味を持ってもらうには?相手のバリアを解くことが先決

何かを伝える際には、聞き手がいます。営業であれば、商品のセールスをする人がいて、その話を聞く人がいる。セミナーであれば、伝える側の講師がいて、その話を聞く参加者さんがいる。

伝える側にすれば、何とか相手に響く話をしようと、様々な工夫をしますよね。伝え方であったり伝える順番、「伝える技術」みたいなテクニックを活用する方もいるかもしれません。しかし、根本を言えば、

相手が「聞く態勢」をとっているか?

ここがかなり肝心だと思っています。

どんな話をしようと、相手が聞く態勢になっていなければ、伝わらない。伝わらないどころか、跳ね返される。話の内容がどうこう…以前に、受け付けてもらえない。

相手に何かを伝えたり、マネージャーなど仕事でコミュニケーションをとる立場のかたは、まず、相手に聞く態勢をつくってもらう。ここが結構な勝負所だと考えています。

聞いてもらうには、バリアを壊す

非常勤講師として、学生に講義をする機会が年に何回かあります。学生は非常にわかりやすい。聞く態勢どころか、完全防御。「バリア」を張って、こっちの話を受け付けない方がたまにいます。

例えば、こんな人って、たまにいませんか?

こっちが何か話をする。相手は腕を組んで、イスの背にもたれて、ふんぞり返って聞いている。(いや、聞いているのか?すら危うい…(苦笑))。

セミナーをしていてもそう。前傾ならぬ、背中が反り返るくらいの後傾姿勢でイスの背にもたれ、こっちの話を聞いている。テーブルに肘をついて、斜に構えて、こっちを睨んでいる(いえ、それは気のせいか(笑))。

とにかくバリアを張ってる感じです。

こっちの話を届けるには、まず、そのバリアを解かなければいけません。要は、『聞く態勢』をつくってもらう、ってことです。

好意をもってもらう

相手の気持ちもわかるんですよ。初対面とかだと余計にそうで。「こいつ、誰なんだ?」「何者だ?」ちょっと距離を置きたくなる感じ。誰にでもあると思うんです。

だけど、伝える側。コミュニケーションをとる側は、相手にバリアを解いてもらわなきゃいけない。じゃあ、どうやって相手のバリアを解くか?

あなたを「好き」になってもらうこと、です。

人間誰しも、好きな人の話だったら聞きたい。無条件に受け入れますよね?(たぶん…そうだと思うのですが)。日々のコミュニケーションや何かを伝える際も同じです。

ぶっちゃけ言うと、noteでも同じだと思うのです。

もし、あなたがメッセージを発信されていたら、読み手に「あなた」を好きになってもらう。好き…とまで言わなくても、好意を持ってもらう。興味を持ってもらう。そうすることで、あなたのメッセージは読み手の心に響きやすくなる。そう思っています。

まとめ

こちらの話を相手に届ける。コミュニケーションを円滑にするには…

  1. 聞き手である相手に「聞く態勢」をつくってもらう
    (バリアを解除してもらう)

  2. メッセージの伝え手である、あなたを好きになってもらう
    (好意を持ってもらう)

話す内容やクオリティとは別に、まずできること。そして、やった方がいいこと、だと個人的に考えています。

要は、話す内容の前に、話し手に好意を抱いてもらうことが大切じゃないの?という話です。

そして例に漏れず、私も話す内容はもちろんのこと、「私自身にも興味を持ってもらいたいな」と思って、話をつたえさせてもらっています。(少しは想いが叶っていると嬉しいです(笑))

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